チームメート放出を覚悟でジョージ獲得を望んだウォール「街への愛情があるから」

2010年にNBAデビューを飾ったジョージ(左)とウォール(右)[写真]=Getty Images

 現地メディア『The Washington Post』は7月11日(現地時間10日)、「ジョン・ウォールポール・ジョージを迎え入れようとしたことについて謝罪しない」と題した記事を掲載した。

 ワシントン・ウィザーズに所属するウォールは今オフシーズン、「チームにはもう1人のスター選手が必要」とコメント。「ジョージならレブロン(ジェームズ/クリーブランド・キャバリアーズ)を守ることができる」と、アメリカ代表歴を持つフォワードの獲得を希望する意思を表明してきた。しかし、インディアナ・ペイサーズを離れるジョージの移籍先は、オクラホマシティ・サンダーに決定した。

 ウィザーズがペイサーズとのトレードでジョージを獲得するためには、昨季チーム4位の1試合平均13.4得点を挙げたオット・ポーターの放出が不可避だった。ジョージの移籍後、これについて問われたウォールは、「僕はオットのことが大好きだよ。でも、チームを強くすることができるのなら、そうすべきだ」と回答。「僕がしていることのすべては、(ワシントン)D.C.のためだ。僕はこのコミュニティのために行動している。この街への愛情がなければ、僕は行動をしないだろう」と話した。

 ウォールは26歳のポイントガードで、2010年のNBAドラフト全体1位指名でウィザーズに入団。昨季は1試合平均23.1得点10.7アシストをマークした。また、27歳のジョージは同年にドラフト10位指名でペイサーズへ加入し、昨季は1試合平均23.7得点を挙げた。

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