コービー氏史上“最もコービーらしいシュート”を現地メディアが選定

3人がかりでシュートを封じられた経験を持つコービー氏 [写真]=Getty Images

 現地メディア『The Ringer』は8月3日(現地時間2日)、NBAのロサンゼルス・レイカーズに所属したコービー・ブライアント氏が打ったシュートのうち、“最もコービーらしい”ものはどれかという問いを提起した。

 同メディアは、コービー氏のプレーでしかありえないと考えられる2つのシーンを候補として提示し、どちらがより相応かを検討した。1つ目は、2011年12月26日(同25日)のシカゴ・ブルズ戦で、試合終了間際に放ったシュート。2つ目は、2014年12月10日(同9日)のサクラメント・キングス戦で、第1クォーター終了間際に放った3ポイントシュートだ。

「局面の重要性」、「技術としての難度」、「ディフェンスの人数の多さ」、「より良い選択肢の無視」、「コービーらしい思考様式」の5つの観点から考慮した結果、“コービエスト・ショット”はブルズ戦のものに決定した。87-88で迎えた試合終了残り4.8秒にボールを持ったコービー氏は、ドリブルでペイントエリアに突入すると、ノーマークで待機しているデレク・フィッシャー氏にパスを出さず、自らシュート。しかし、ルオル・デン(現レイカーズ)、タージ・ギブソン(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジョアキム・ノア(現ニューヨーク・ニックス)の計3選手からチェックを受けると、ボールはブロックされ、チームは敗北を喫した。

 同メディアは、1対3に挑んだコービー氏のこのシュートが「彼の自信を最もよく表現している」と指摘し、「彼はあらゆる方法で、不可能と思えることに取り組んでいた」と振り返った。

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