クリッパーズで活躍した元アメリカ代表のブランド氏、GリーグチームのGMに就任

　NBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズとGリーグのデラウェア・エイティセブナーズ（セブンズ）は8月29日（現地時間28日）、元NBA選手のエルトン・ブランド氏が、シクサーズ傘下にあるセブンズのゼネラル・マネージャー（GM）に就任することを発表した。

　2016年12月からシクサーズの選手育成コンサルタントを務めたブランド氏。チームの公式HPをとおして、「デラウェアにおいて、コートでもコミュニティでも成功を築いていけることを楽しみにしている」と意欲を示した。

　また、シクサーズの球団社長を務めるブライアン・コランジェロ氏は、「人間性とプロフェッショナル技術の両面を備えるエルトンが、セブンズのGMに就任してくれたことを喜ばしく思う」と話し、「エルトンとともに働き、バスケットボール部門全体が成長していくことを期待している」とコメントした。　

　現在38歳のブランド氏は、デューク大学2年次の1999年にNBAドラフト1巡目1位指名でシカゴ・ブルズへ入団し、新人王を受賞。2001年にロサンゼルス・クリッパーズへ移籍すると、2002年、2006年にはオールスターゲームに選出された。2008年から2012年までシクサーズでプレーすると、その後はダラス・マーベリックス、アトランタ・ホークスにも所属し、2016年10月に引退を宣言。また、アメリカ代表にも名を連ね、2006年にはFIBAバスケットボール世界選手権（現ワールドカップ）に出場した。