9月9日(現地時間8日)、アメリカのマサチューセッツ州スプリングフィールドのシンフォニー・ホールで2017年のネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(バスケットボール殿堂)の式典が行われ、元NBA選手のトレイシー・マグレディ氏が殿堂入りを果たした。
現地メディア『ESPN』は同日、現役時代は背番号「1」を着用したマグレディ氏の永久欠番について、「ヒューストン・ロケッツとオーランド・マジックのどちらが相応か」と問題を提起。”T-MAC”ことマグレディ氏は、トロント・ラプターズ、ニューヨーク・ニックス、デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークス、サンアントニオ・スパーズでもプレーし、計7チームをわたり歩いた。2000年から4シーズン在籍したマジックでは、2003年と2004年に得点王を受賞し、2004年から2010年まで在籍したロケッツは、マグレディ氏が最も長く所属したチームとなった。
同記事を執筆したトム・ハバーストロー記者は、「マグレディは両チームで素晴らしい仕事を成し遂げたが、ロケッツで永久欠番となるのがベスト」と提言。「マグレディはロケッツで私たちに思い出深い出来事を見せてくれた。『35秒間で13得点』、『ショーン・ブラッドリー(元ダラス・マーベリックス)を越えてのダンク』、そして、『ヤオ・ミンを欠く中での22連勝』。彼はチームのプレーオフに深く関わっていないが、それはケガで苦しんだためだ。ロケッツはどれだけ彼の功績を重んじるべきだろう」と称えた。また、「アンファニー・ハーダウェイがマジックの永久欠番になっていない事実が、マグレディがマジックの永久欠番とならない1つの理由になる」ともコメントした。