キャブスが連敗を4でストップ、レブロンがキャリアハイに迫る57得点をマーク

レブロンは57得点に加え、11リバウンド7アシストで勝利に貢献[写真]=Getty Images

 クリーブランド・キャバリアーズが11月4日(現地時間3日)、キャピタル・ワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズ戦に勝利し、連敗を4でストップした。

 この連敗期間中、ニューオーリンズ・ペリカンズ(101-123)、ニューヨーク・ニックス(95-114)、インディアナ・ペイサーズ(107-124)に15得点以上の差で敗れており、15点以上の差での3連敗はレブロン・ジェームズにとってルーキーシーズン以来の記録だった。 第1クォーターからキャバリアーズが42得点、ウィザーズが36得点と両チームともに得点を取り合う展開で、前半終了時点で74-66のハイスコアゲームとなった。後半は56-56の同点で前半のリードを守り切ったキャバリアーズが130-122で勝利を収めた。

 この試合、キャブスのエースであるレブロンは、キャリアハイの61得点にせまる57得点に加え、11リバウンド7アシストを記録しチームを勝利に導いた。レブロンが50得点以上を記録するのは、2014年のシャーロット・ボブキャッツ戦で61得点を記録して以来、キャリア11回目。 レブロンの他にも、デリック・ローズが20得点、ジェイ・クラウダーが17得点と、新加入選手も活躍を見せ、チームは4勝5敗となった。また、右股関節の怪我の影響で現在リハビリ中のアイザイア・トーマスも、試合前のウォームアップでシューティングを行う姿を見せた。

[写真]=Getty Images

 一方、ウィザーズはこの試合を踏まえ、4勝4敗に。リーグ屈指のバックコートコンビであるジョン・ウォールブラッドリー・ビールは、ウォールが13得点15アシスト、ビールが36得点を記録。その他にも、マーチン・ゴーダット、オットー・ポーターが15得点、ベンチメンバーからはケリー・ウーブレが21得点をマークした。現地メディア『ESPN』によると、レブロンはウォールに対して16得点、ウーブレとポーターに対して11得点、ビールに対して10得点をあげ、ウィザーズは最後までレブロンを中心としたキャブスのオフェンスを抑えることができなかった。

[写真]=Getty Images

 また、ウォールは試合中に相手選手と接触し、左肩を負傷。試合には出場し続けたものの、試合後にX線検査を受けることとなった。検査結果は、火曜日に行われるトロント・ラプターズ戦へ出場するかは不透明だと報じられており、欠場が長引くようであれば、ウィザーズにとっては痛手だ。キャブスもトーマスに加え、先日トリスタン・トンプソンが左ふくらはぎの肉離れで3、4週間戦線離脱とみられている。

 昨季イースタンカンファレンスの上位シードを獲得した両チームが、ここから巻き返しを見せられるかに注目が集まる。

文=中野知馬

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