開幕からチームをけん引し続けるレブロンとハーデン、月間最優秀選手賞に選出

10月から11月のプレーヤー・オブ・ザ・マンスに選ばれたレブロン・ジェームズとジェームズ・ハーデン[写真]=Getty Images

 NBAは12月2日(現地時間1日)、10月から11月のプレーヤー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手賞)を発表し、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(イースタン・カンファレンス)とヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン(ウェスタン・カンファレンス)が選出された。

 レブロンにとってはキャリア35回目の選出で、2年連続となる開幕月の同賞に選出されている。欠場の可能性もあった開幕戦で29得点16リバウンド9アシストのモンスター級のスタッツを残し、10月、11月の期間中で1試合平均28得点8.2リバウンド8.5アシスト、フィールドゴール成功率58.3パーセント、3ポイント成功率42.5パーセントを記録した。

 また、イーストの選手の中で、“ダブルダブル”14回と“トリプルダブル”2回の記録は1位タイ、フィールドゴール成功数は計240本で1位、1試合平均28得点は2位、フィールドゴール成功率で4位、1試合平均1.2ブロックで8位にランクインするなど、“キング”の名に恥じない好調ぶりを見せている。開幕直後こそ、ディフェンス面をはじめ苦戦を強いられており、周囲から不安の声もあったが、11月12日(同11日)のダラス・マーベリックス戦から12月1日(同11月30日)のアトランタ・ホークス戦までチームは10連勝中。15勝7敗の成績を残し、同地区2位まで順位を上げてきている。

キャリア35回目の選出となったレブロン[写真]=Getty Images

 一方、ハーデンは自身5回目の選出で、ロケッツのフランチャイズ記録となっているアキーム・オラジュワン氏の6回に次ぐ記録となっている。1試合平均得点リーグ1位の31.5得点に加え、同チームのクリス・ポールに次ぐリーグ2位の9.8アシストを記録。また、総得点数662点、総アシスト205本に加え、3ポイント成功本数94本、フリースロー成功本数168本も現在リーグ1位の数字となっている。今シーズンは全21試合で20得点7アシスト以上の数字を残しており、11回の“ダブルダブル”、“トリプルダブル”2回をマークする好調さで、チームをけん引している。6日(同5日)に行われたユタ・ジャズ戦では、一人で56得点を叩きだす活躍も見せた。

 ロケッツは開幕2戦目から新加入のポールを欠きながらも、ディフェンス力の改善で好調を維持。ポール欠場中の期間を10勝4敗で乗り切ると、ポール復帰後は6勝を挙げた。開幕21試合ではフランチャイズ史上3番目にいい17勝4敗の成績を残し、ウェスト1位の座を守っている。

チームのレジェンドに次ぐ5回目の受賞となったハーデン[写真]=Getty Images

文=中野知馬

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