12月13日(現地時間12日)、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)が現地メディア『Sports Illustlated』のインタビューで、アンダーアーマーからシグニチャーシューズと「SC30」のアパレルを展開していることなどについて答えた。
カリーのシグニチャーモデルは、2015年2月のオールスターゲームで初代モデル「CURRY 1」がお披露目されて、今年6月に行われたNBAファイナル2017では最新作となる「CURRY 4」がデビュー。ウォリアーズの主軸として2度のNBAチャンピオン(2015、17年)に輝き、15年と16年にはシーズンMVPにも輝いているカリーは、アンダーアーマーを代表する広告塔としても活躍している。
そんなカリーにとって、チームメイトのケビン・デュラントはライバル社であるナイキの看板プレーヤーであり、デュラントも「KD」シリーズとして、シグニチャーモデルを展開している。
近年、各社が同じモデルを様々なカラーバリエーションで発売したり、人気モデルの復刻版を出したりと「スニーカー・ウォーズ(Sneaker War’s)」が続いていることに対しては「誤解しないでほしいんだけど、みんなが最も知名度がある人気シューズを履きたいんじゃないかな。(ライバル社であるナイキと契約を結ぶ)KDと同じチームではあるけれど、コート上のパフォーマンスやデュラントとの人間関係を邪魔することではないよ」とカリーは言う。また、「僕は彼のシューズのカラーを、そして彼は僕のシューズのカラーを見てはジョークを言い合ったりしているんだ。それで互いに意識しちゃったり、スニーカーゲームに興味を持ってしまうんだ」と続けた。ちなみにカリーが初めて買ったスニーカーはというと、「ビンス・カーター(現サクラメント・キングス)の着用モデル『SHOX』シリーズだった」ということも明かした。
自身のスニーカーについて聞かれると「僕のシリーズは始まってまだ3年くらいだけど、とても特別なものさ。毎年毎年、スニーカーやシグニチャーシューズの業界について多くのことを学んでいるよ。(売上は)好不調こそあるけれど、それもプロセスの一部なんだと思っている。今は4作目が発売されているんだけど、全ては良い方向へと進んでいると思う」とカリー。
なお、今後のシグニチャーシリーズに関しては「最大限のポテンシャルをこのビジネスに注いで成長できるようにしていきたい。今後も商品に対しては投資していきたいと思っているよ」と語ったカリー。
NBA選手の中でもカリーやKD、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)といったシグニチャーモデルを持つオールスター選手が着用するシューズは毎試合カラーが異なったり、モデルが変わったりするとそのたびにSNSで世界中に拡散されるものだ。気に入ったモデルを購入するかは別としても、それらを写真や動画で見てみたくなる、というファンが世界中にいることは間違いない。そのため、着用する選手たちでさえ、着用モデルやカラーリングを意識してしまってもおかしくはないだろう。
NBAの試合やハイライト、または選手の写真などを見る時に、ふと選手たちの足元にも目を向けてみると、また違った面白さを味わえるはずだ。