【NBA】SNSで舌戦、エンビードがタウンズを挑発?

タウンズ(左)とエンビード(右)は若手ビッグマンとしてはリーグ屈指の実力者[写真]=Getty Images

 12月13日(現地時間12日)に行われたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズの試合は、延長にまでもつれ込む接戦となった。

 試合は延長残り1分39秒、シクサーズのビッグマン、ジョエル・エンビードが111-104にリードを広げる値千金の3ポイントシュートを決めて、シクサーズが118-112で勝利した。エンビードは28得点12リバウンド8アシストの大活躍を見せた。

 そのエンビードとマッチアップしたのはウルブズのセンター、カール・アンソニー・タウンズ。こちらも試合をとおして19得点16リバウンド4スティール3ブロックとオールラウンドな成績を残した。12月15日(同14日)終了時点で、タウンズは平均20.4得点11.8リバウンド、エンビードは平均23.7得点11.1リバウンドという見事な成績を残すリーグ有数のビッグマンである。若手ビッグマンではリーグ屈指と言っても過言ではない。

 すると試合後、エンビードが自身のインスタグラム(@joelembiid)でその試合の写真と共に「ユーロステップのように我々はミネソタを交わし、昨夜“cat”の上昇を食い止めた #TheProcess」と投稿。

 通常、NBA選手のSNSともなれば、世界中のファンからコメントが入るのだが、そこにタウンズ(@karltowns)もコメントを残していた。「そのキャプションは、お前の写真のクオリティー並みにゴミみたいだな」とタウンズ。するとエンビードもすかさず「お前のディフェンスよりは良いクオリティーだろ」とSNS上で舌戦を繰り広げた。

 タウンズは、「cat」というフレーズにカチンと来たのかもしれない。というのも、この単語はタウンズの名前(Karl-Anthony Towns)の頭文字の略称(KAT)のパロディーにも見えたからだ。エンビードは、現地メディアの質問に対して「もし彼が“cat”を自分のことと受け取ったとしても、俺には分からないね。“raising the cat”というのは、俺たちが勝利した時に用いるものだからね」と切り返している。

 あれからタウンズの反応こそないものの、彼らは険悪な仲ではないようだ。「以前にも話したことがあるんだけど、全ては楽しむためさ。ソーシャルメディアは自分を表現する方法なんだ。俺たちは、コート外では友達のようなものだからね。コート上ではアイツのことをぶっ飛ばしたいけど、それも楽しみの1つさ」とエンビードは言う。

 現役NBA選手の中でも、SNSを駆使して話題性十分な投稿をするエンビード。「全ては楽しむため」というこの男の行動は、ファンだけでなく記者や選手でさえも反応してしまうほど、楽しませているようだ。

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