昨年9月にジョーダンブランドと10年の延長契約を結んだラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)にとって、オンコートモデルとしては初のシグニチャーシューズ「WHY NOT ZER0.1」がお披露目となった。
What a blessing!!! I could never imagine a kid like myself with his OWN shoe!! I’m still in shock lol. Huge thanks to @Jumpman23 for the opportunity and can’t wait to show y’all more flavors! #whynot pic.twitter.com/1YGWtC3gCP
— Russell Westbrook (@russwest44) January 4, 2018
このモデルは”Mirror Image” のPE(プレーヤー・エクスクルーシブ)で、色使いはシンプルながら、インパクト大のアッパー、シックなブラックで包み込まれたヒール部分、そして鮮やかなアウトソールが特徴となっている。
1月4日(現地時間3日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で、レイカーズのホーム、ステープルズ・センターに乗り込んだウェストブルック。この日、この男が着用したシューズには、つま先部分に“Why Not?(なんでできないんだ?)”という言葉が記されていた。この言葉は、ウェストブルックの信条とも言っても過言ではない。
高校時代、コート内外において、シンプルな理念を持っていたというウェストブルック。「チャレンジに直面したら、それに向かって襲い掛かった。逃げることなくね」と語ったように、チャレンジを恐れず、そして日々向上すべく、努力を続けてバスケットボールのスキルを磨いてきた。
ジョーダンブランドから用意されたこのシグニチャーシューズに対して、「私はLAで生まれ、成長してきました。自分のシグニチャーシューズをここ(LA)で手にすることができ、とても光栄に思います」とウェストブルックは言う。
そのウェストブルック率いるサンダーは、レイカーズに133-96で圧勝、ウェストブルックは20得点6リバウンド12アシストを挙げた。1月5日(同4日)のクリッパーズ戦にもサンダーは127-117で勝利し、ウェストブルック自身も29得点12リバウンド11アシストの“トリプルダブル”と、自身のシグニチャーシューズのデビューを最高の形で終えた。
なお、以前ウェストブルックは、オフコート用のシグニチャーシューズを2モデル、リリースした経歴がある。直近のモデルとしては2016年秋にリリースされた「WESTBROOK 0.2」で、ウェストブルックが持つ独特のファッションセンスを活かしている。
今回、オンコート仕様のシグニチャーシューズがお披露目されたことで、ウェストブルックはこれまでとはまた違った、よりポジティブな気持ちで試合に臨むだろう。リーグ最高級の爆発力をもたらす電光石火の男から、目が離してはならない。