昨夏、ジミー・バトラーとのトレードでミネソタ・ティンバーウルブズからシカゴ・ブルズへと移籍したザック・ラヴィーンが、今週末に復帰することになりそうだ。
1月10日(現地時間9日)、現地メディア『RealGM』は、シカゴ・トリビューンのK.C.ジョンソン氏による情報で、1月14日(同13日)にホームのユナイテッド・センターで行われるデトロイト・ピストンズ戦でラヴィーンがブルズの一員としてデビューすることを明かした。
2014年のドラフト1巡目全体13位でウルブズに指名されたラヴィーンは、2015、16年のオールスター、スラムダンクコンテストで連覇を果たした実績を持ち、3シーズン目の昨季、キャリアベストの平均18.9得点、16年12月24日(同23日)のサクラメント・キングス戦では、キャリアハイとなる40得点をマークした。しかしラヴィーンは、17年2月4日(同3日)のピストンズ戦で左膝前十字じん帯を断裂してしまったため、リハビリを続けていた。
ラヴィーンは今週末に復帰後、オールスター前までは20分ほどのプレータイムに抑え、2試合連続の2試合目は欠場し、徐々に体を慣らしていくという。
ブルズは1月9日(同8日)終了時点でイースト13位の14勝27敗と負け越しているものの、現在イースト8位のインディアナ・ペイサーズとは7.5ゲーム差のため、今季のプレーオフ出場も夢ではない。ラヴィーン復帰によって、さらにチームが勢いづく可能性も十分あるだろう。
また、ラヴィーンにとって、今季は今後のキャリアを左右することになる。昨年11月にアディダスと4年契約を結んだため、ブランドの顔に成長することができるかどうか、注目を集めるはずだ。そして、今季終了後には制限付きフリーエージェントになるため、高額契約を得るためにも、コート上でインパクトを残しておきたいはず。ラヴィーンがコート上でどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみに待ちたいところだ。