1月15日(現地時間14日)、ニューオリンズ・ペリカンズは、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でニューヨーク・ニックスと対決。オーバータイムにもつれる熱戦の末、ペリカンズが123-118でニックスに勝利した。
試合は序盤、ニックスがペースをつかむ。クリスタプス・ポルジンギスやジャレット・ジャックが得点を重ね、第1クォーター終了時にはニックスが29-13と16点をリード。第2クォーターに入ってペリカンズが徐々に点差を詰めたものの、ニックスのリードは変わらず、前半終了時には57-48とニックスの9点リードで折り返す。
後半に入り、ペリカンズのアンソニー・デイビスが連続得点を複数回記録するも、ニックスは負けじと入れ返し、第3クォーターはペリカンズが34得点とハイスコアを奪うも、ニックスはそれを上回る39得点を挙げて点差を14点にまで広げる。
すると第4クォーター、ペリカンズはデイビスとデマーカス・カズンズが交互に得点するなど猛反撃を見せる。ニックスは何とか逆転させまいと粘るも、同クォーター最後の約2分、1点も挙げることができず、ペリカンズは残り約3秒にカズンズのアシストでデイビスが値千金のレイアップを決めて109-109の同点に追いつき、試合は延長戦へ。
延長序盤。ニックスはティム・ハーダウェイJr.の3ポイントシュートで先制したものの、ペリカンズは延長戦となった5分間でデイビスとドリュー・ホリデーの2人だけで12得点を奪うなど試合を支配し、ニックスの追撃を振り切って、123-118で勝利。第3クォーター終盤に19点ビハインドを背負っていたペリカンズの逆転劇で幕を閉じた。
この試合で48得点17リバウンドと大暴れしたデイビスは、「今夜は俺のためのものだと感じていたよ」と上機嫌。このほか、4スティール3ブロックとオールラウンドな活躍も見せた。ちなみにニックスのホーム、MSGで45得点15リバウンド以上の成績を残したのは、デイビッド・ロビンソン(元サンアントニオ・スパーズ)が1995年12月11日(同10日)に挙げた45得点16リバウンド以来初、実に約22年ぶりの記録となった。
4⃣8⃣ points. 1⃣7⃣ boards. 4⃣ steals. 3⃣ blocks.
ANTHONY DAVIS #NBAVote https://t.co/SqJbJwlOcr
— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) January 15, 2018
なお、ペリカンズではホリデーが31得点4アシスト4スティール、カズンズが15得点16リバウンド5アシスト7スティール3ブロックとマルチに活躍。ニックスではポルジンギスが25得点6リバウン5スティール、ハーダウェイJr.が25得点3スティール、ジャックが22得点8アシスト、エネス・カンターが18得点10リバウンドをマークしている。
ペリカンズのアルビン・ジェントリーHCは「オーバータイムで、我々はすばらしいゲームをしたと思う。AD(デイビスの愛称)の存在は我々にとって非常に大きい。特に今夜は、ゾーンに入っているくらいすばらしかった」とデイビスを称賛していた。
【試合結果】
ニューオリンズ・ペリカンズ 123-118 ニューヨーク・ニックス(@マディソン・スクエア・ガーデン)
NOP|13|35|34|27|14|=123
NYK|29|28|39|13| 9|=118