1月1日(現地時間12月31日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で、ヒューストン・ロケッツは2度の延長の末に勝利した。しかし、ロケッツはこの試合で、チームの最重要人物であるジェームズ・ハーデンをケガで失った。
ハーデンはこの試合でハムストリングを痛めてしまい、少なくとも2週間の戦線離脱になると翌日発表されたのである。ハーデンを欠くこととなったクリス・ポールは「俺たちはこのチームのけん引役を失ってしまった」と語れば、トレバー・アリーザは「ジェームズを欠くこととなれば、タフな戦いにはるだろうね。俺がこのチームに来て以来、彼はずっとコートでプレーしていたんだ。彼がいない間はタフになるだろうし、アジャストしていくことが求められる」と語っていた。
ロケッツはハーデン離脱後の6試合で4勝を挙げており、ポールを中心に白星を重ねている。しかし、勝率5割以上を残すチームとの対戦は3戦2敗。上位チームを相手に勝つことがタフになっている。
そんな中、ハーデンの復帰情報が届いた。1月15日(同14日)、現地メディア『ESPN』によると、ハーデンは今週中にも復帰する、というのである。
同日にUCLAで行われた練習にて、マイク・ダントーニHCはハーデンの復帰について「木曜(日本時間の金曜日)か土曜日(日本時間の日曜日)になるといいね」とメディアに語ったという。「彼の状態は良くなっている。まぁ見てみようじゃないか。いつであろうと彼は準備できていると思うけどね」と続けた。
さらに、ロケッツは右肩の負傷で12月中旬以降、欠場を続けていたルーク・バー・ア・ムーテが復帰間近だという。バー・ア・ムーテはロケッツにとって貴重なディフェンダーの1人のため、ハーデンと共に復帰できるのであれば、ロケッツにとって大きな戦力となるに違いない。
ダントーニHCも彼らが復帰することで「その時、我々は完全な戦力となる。すばらしいことだ」と語っている。今は万全な戦力となるべく、準備を進めているというわけだ。