【NBA】ウェストブルックとハーデンの不名誉な記録とは?

ミスは多いが、それを補って余りあるエナジーをもたらすウェストブルック[写真]=Getty Images

 昨季のシーズンMVP、ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)と今季のMVP有力候補であるジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)。

 両選手とも30得点以上を奪う得点力があり、平均10アシスト前後を記録するリーグ屈指のガードであり、昨季は“トリプルダブル”でウェストブルックがリーグ新記録となる42回、ハーデンがリーグ2位となる22回を記録するなど、オールラウンダーとしても知られている。

 そんなリーグを代表する両選手だが、彼らが試合で残してきたスタッツのなかには、ターンオーバーという不名誉な記録もある。昨季はターンオーバーでハーデンがリーグワーストとなる平均5.7本、ウェストブルックはハーデンに続くリーグワースト2位の同5.4本を記録。今季も1月16日(現地時間15日)終了時点でウェストブルックが同4.5本(リーグワースト2位)、ハーデンは同4.4本(リーグワースト3位)と、昨季から減ってはいるものの、依然として多い。

ペイント内で相手ディフェンダーに囲まれてミスを犯してしまう場面も[写真]=Getty Images

 さらに、この2人は昨季開幕以降、10ターンオーバー以上を5試合で残している。そして1月16日(日本時間15日)のサクラメント・キングス戦でウェストブルックが10ターンオーバーを犯してしまい、“単独トップ”となる6回目となった。

 もっとも、これはウェストブルックとハーデンだけの原因ではないだろう。チームメートとの連係が合わず、バッドパスになったかもしれないし、相手ディフェンダーを引き付けてノーマークのチームメートにパスを出そうとしたものの、チームメートとの息が合わなかった、という可能性もある。

 それでも、NBAではありとあらゆるスタッツが記録され、SNSなどを通じて世界中に拡散されてしまう。もしもチームが大敗してしまうのならば称賛することはできないものの、ミスを犯してでも勝利へと導いている点、そしてミスを恐れず、果敢に攻め込んでいる点を評価しようではないか。

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