1月19日(現地時間18日)に、NBAオールスターの投票結果が明らかとなった。イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスからそれぞれキャプテンとスターター枠が発表されたのだが、現地メディア『USA Today』は問題を提起している。
オールスターにおけるプレーヤー投票が始まったのは昨年から。投票結果の割合としては、ファン投票が50パーセントなのに対して、プレーヤーとメディアによる投票は25パーセントと低いものの、「え!? この選手でいいの!?」といった投票があった。
ここでは、プレーヤー投票で得票された“意外(!?)”な選手を一部紹介しよう。なんと、彼らはプレーヤー投票で“2票以上も”獲得しているのである(成績は現地時間1月17日終了時点のもの)。
ロン・ベイカー(ニューヨーク・ニックス/2票)
キャリア2年目のガード。今季は23試合に出場し、平均得点はわずか3.0。
アレクシス・アジンザ(ニューオリンズ・ペリカンズ/2票)
キャリア7年を誇るビッグマンだが、今季は右膝蓋腱の手術により、今季は1試合も出場していない。
ボビー・ポーティス(シカゴ・ブルズ/2票)
チームメートの二コラ・ミロティッチを殴打した男。今季は36試合に出場し、平均12.1得点6.0リバウンド。
アレックス・ポイトレス(インディアナ・ペイサーズ/2票)
今季は17試合に出場するも、平均出場時間は4.5分、0.9得点しか残せていない。
カイル・オークイン(ニューヨーク・ニックス/4票)
今季45試合に出場し、平均17.1分プレーしているビッグマン。平均6.9得点6.0リバウンド2.0アシスト1.0ブロック。ロールプレーヤーとしては悪くないが…。
アレックス・アブリネス(オクラホマシティ・サンダー/4票)
2シーズン目となる今季はここまで41試合に出場し、平均4.5得点。
ジェームズ・ジョンソン(マイアミ・ヒート/5票)
今季は36試合に出場し、平均10.3得点5.0リバウンド4.0アシスト。平均26.6分をプレーする選手ではあるのだが…。
ジャリル・オカフォー(ブルックリン・ネッツ/4票)
フィラデルフィア・セブンティシクサーズからネッツに移籍したものの、新天地でも平均5.4得点2.2リバウンド止まり。
ディオンテイ・デイビス(メンフィス・グリズリーズ/3票)
今季は30試合に出場。平均4.4得点3.1リバウンド。
スタンリー・ジョンソン(デトロイト・ピストンズ/3票)
32試合に出場。平均27.5分のプレータイムで7.3得点3.7リバウンド1.3スティール。
なお、ロサンゼルス・レイカーズのルーキー、ロンゾ・ボールは、新人王候補に入っていないものの、9票も獲得している。今年のオールスターの開催場所がロサンゼルスだから、というのもあるかもしれないが、オールスターゲームのスターター枠として見るとさすがにいただけない。
もしかすると、選手の友人、またはチームメートだから…、という理由で投票しているのかもしれない。だが、これはあくまでオールスター本戦のスターターを投票する場のため、お世辞にもふさわしいとは言えないだろう。
来年以降、プレーヤー投票の割合が25パーセントから下がる可能性もありそうだ。