2018.01.19

【NBA】プレーヤー投票の裏側、オールスターのスターターにふさわしい選手に投票しているのか!?

ロサンゼルス開催のため? プレーヤー投票で9票も獲得したレイカーズの新人ロンゾ・ボール[写真]=Getty Images
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 1月19日(現地時間18日)に、NBAオールスターの投票結果が明らかとなった。イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスからそれぞれキャプテンとスターター枠が発表されたのだが、現地メディア『USA Today』は問題を提起している。

 オールスターにおけるプレーヤー投票が始まったのは昨年から。投票結果の割合としては、ファン投票が50パーセントなのに対して、プレーヤーとメディアによる投票は25パーセントと低いものの、「え!? この選手でいいの!?」といった投票があった。

 ここでは、プレーヤー投票で得票された“意外(!?)”な選手を一部紹介しよう。なんと、彼らはプレーヤー投票で“2票以上も”獲得しているのである(成績は現地時間1月17日終了時点のもの)。

ロン・ベイカー(ニューヨーク・ニックス/2票)
 キャリア2年目のガード。今季は23試合に出場し、平均得点はわずか3.0。

アレクシス・アジンザ(ニューオリンズ・ペリカンズ/2票)
 キャリア7年を誇るビッグマンだが、今季は右膝蓋腱の手術により、今季は1試合も出場していない。

ボビー・ポーティス(シカゴ・ブルズ/2票)
 チームメートの二コラ・ミロティッチを殴打した男。今季は36試合に出場し、平均12.1得点6.0リバウンド。

アレックス・ポイトレス(インディアナ・ペイサーズ/2票)
 今季は17試合に出場するも、平均出場時間は4.5分、0.9得点しか残せていない。

カイル・オークイン(ニューヨーク・ニックス/4票)
 今季45試合に出場し、平均17.1分プレーしているビッグマン。平均6.9得点6.0リバウンド2.0アシスト1.0ブロック。ロールプレーヤーとしては悪くないが…。

アレックス・アブリネス(オクラホマシティ・サンダー/4票)
 2シーズン目となる今季はここまで41試合に出場し、平均4.5得点。

ジェームズ・ジョンソン(マイアミ・ヒート/5票)
 今季は36試合に出場し、平均10.3得点5.0リバウンド4.0アシスト。平均26.6分をプレーする選手ではあるのだが…。

ヒートで主軸の1人を務めるジョンソン。良い選手なのだが、オールスターのスターターとなるとさすがに厳しいか[写真]=Getty Images

ジャリル・オカフォー(ブルックリン・ネッツ/4票)
 フィラデルフィア・セブンティシクサーズからネッツに移籍したものの、新天地でも平均5.4得点2.2リバウンド止まり。

ディオンテイ・デイビス(メンフィス・グリズリーズ/3票)
 今季は30試合に出場。平均4.4得点3.1リバウンド。

スタンリー・ジョンソン(デトロイト・ピストンズ/3票)
 32試合に出場。平均27.5分のプレータイムで7.3得点3.7リバウンド1.3スティール。

 なお、ロサンゼルス・レイカーズのルーキー、ロンゾ・ボールは、新人王候補に入っていないものの、9票も獲得している。今年のオールスターの開催場所がロサンゼルスだから、というのもあるかもしれないが、オールスターゲームのスターター枠として見るとさすがにいただけない。

 もしかすると、選手の友人、またはチームメートだから…、という理由で投票しているのかもしれない。だが、これはあくまでオールスター本戦のスターターを投票する場のため、お世辞にもふさわしいとは言えないだろう。

 来年以降、プレーヤー投票の割合が25パーセントから下がる可能性もありそうだ。

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