1月23日(現地時間22日)、ニューオリンズ・ペリカンズとシカゴ・ブルズの試合は2度の延長までもつれ込み、最後は132-128でペリカンズが勝利した。
この試合、今年のオールスターでウエスタン・カンファレンスのフロントコート部門でスターター枠に選出されたデマーカス・カズンズとアンソニー・デイビスが、2人合わせて78得点33リバウンド15アシストを奪い、猛威を振るった。
なかでもカズンズは、44得点24リバウンド10アシストの“トリプルダブル”に加え、4スティールと大暴れし、オールスターのスターター枠にふさわしいパフォーマンスを披露した。
44 points
24 rebounds
10 assists
4 steals
What a night for @boogiecousins! #DoItBIG https://t.co/tzjD1akZwf
— New Orleans Pelicans (@PelicansNBA) January 23, 2018
もちろんNBAの歴史においても、1試合で“40得点20リバウンド10アシスト以上”を記録するのは並大抵ではない。過去にこの記録を達成したのはカズンズのほかに4人しかいないからだ。
ここでは、その4選手を見ていこう。
■ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/6回)
キャリア平均30.1得点22.9リバウンド4.4アシストを誇り、1試合100得点など数々の記録を持つ。1967-68シーズンには、自己ベストの平均8.6アシストを残している。
■エルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/1回)
196センチ102キロのスモールフォワードながら、キャリア平均27.4得点13.5リバウンド4.3アシストを誇るスーパー・アスリートの1人。
■オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/1回)
196センチ92キロのビッグガード。トリプルダブル達成回数は史上最多の181回を誇り、1961-62シーズンには平均30.8得点12.5リバウンド11.4アシストという“シーズン平均トリプルダブル”も達成。
■カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/1回)
キャリア20年で3万8,387得点。NBA歴代トップの通算得点記録を保持するセンター。キャリア平均では24.6得点11.2リバウンド3.6アシストを記録。
このように、すばらしい実績を残したレジェンドたちがいるのだが、実は1990年代以降に活躍した選手は皆無。80年代に活躍した選手もジャバーだけと考えると、カズンズは90年代以降では突出した能力を持つビッグマンと言えるだろう。