【NBA】ペリカンズのデマーカス・カズンズが史上5人目となる40P20R10Aを達成!

現地時間1/21のブルズ戦で驚異的なスタッツを残したカズンズ[写真]=Getty Images

 1月23日(現地時間22日)、ニューオリンズ・ペリカンズとシカゴ・ブルズの試合は2度の延長までもつれ込み、最後は132-128でペリカンズが勝利した。

 この試合、今年のオールスターでウエスタン・カンファレンスのフロントコート部門でスターター枠に選出されたデマーカス・カズンズアンソニー・デイビスが、2人合わせて78得点33リバウンド15アシストを奪い、猛威を振るった。

 なかでもカズンズは、44得点24リバウンド10アシストの“トリプルダブル”に加え、4スティールと大暴れし、オールスターのスターター枠にふさわしいパフォーマンスを披露した。

 もちろんNBAの歴史においても、1試合で“40得点20リバウンド10アシスト以上”を記録するのは並大抵ではない。過去にこの記録を達成したのはカズンズのほかに4人しかいないからだ。

 ここでは、その4選手を見ていこう。

■ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか/6回)
 キャリア平均30.1得点22.9リバウンド4.4アシストを誇り、1試合100得点など数々の記録を持つ。1967-68シーズンには、自己ベストの平均8.6アシストを残している。

1試合40得点20リバウンド10アシスト以上の記録を6試合も達成したチェンバレン[写真]=Getty Images

■エルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/1回)
 196センチ102キロのスモールフォワードながら、キャリア平均27.4得点13.5リバウンド4.3アシストを誇るスーパー・アスリートの1人。

■オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/1回)
 196センチ92キロのビッグガード。トリプルダブル達成回数は史上最多の181回を誇り、1961-62シーズンには平均30.8得点12.5リバウンド11.4アシストという“シーズン平均トリプルダブル”も達成。

■カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/1回)
 キャリア20年で3万8,387得点。NBA歴代トップの通算得点記録を保持するセンター。キャリア平均では24.6得点11.2リバウンド3.6アシストを記録。

 このように、すばらしい実績を残したレジェンドたちがいるのだが、実は1990年代以降に活躍した選手は皆無。80年代に活躍した選手もジャバーだけと考えると、カズンズは90年代以降では突出した能力を持つビッグマンと言えるだろう。

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