2018.01.29

【NBA】カーメロ・アンソニーが史上21人目となる通算2万5,000得点を達成

リーグ史に名を残すほどの得点を重ねてきたカーメロ[写真]=Getty Images
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 1月28日(現地時間27日)に行われたデトロイト・ピストンズ戦で、キャリア15年目のカーメロ・アンソニー(オクラホマシティ・サンダー)が、通算2万5,000得点を達成した。

 NBA史上、2万5,000得点以上を残した選手はカーメロ以外で20選手しかいない。先日、2003年のドラフト同期であるレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)が通算3万得点を達成したことで、陰に隠れている印象があるものの、もっと称賛すべき記録である。

 カーメロは試合を終えると、現地メディア『ESPN』に対して「特別な瞬間さ。ここまで辿りつくまでに必要だったことや費やしてきた努力、そして一緒にプレーしてきた仲間たちの大切さを知る瞬間でもあるんだ。それに、自分にとってはまだまだ先があることもわかったよ」と、自身のこれまでの努力と仲間たちについて語った。

 03年ドラフト1巡目全体3位でデンバー・ナゲッツに指名されたカーメロは、1年目となった03-04シーズンから平均21.0得点とエースとして活躍。前シーズンにキャバリアーズと並ぶ17勝65敗でリーグワーストだったナゲッツを、ウエスト8位となる43勝39敗へと導き、プレーオフ出場も果たした。

現地時間08年12月10日のウルブズ戦では、3Qだけで33得点というNBAタイ記録(当時)をマークしたカーメロ[写真]=Getty Images

 デビュー以降、カーメロは昨季までの14シーズンすべてで平均20得点以上をマークし、12-13シーズンには平均28.7得点で得点王にも輝くなど、得点面における実績は確かなものがある。

 その一方で、「アイソレーションばかり」「チームを勝たせていない」「セルフィッシュだ」といった批判も受けてきた。カーメロが最も優勝に近づいたのは、ナゲッツ在籍時の08-09シーズンとニックス在籍時の12-13シーズンだろうか。

 前者は、そのシーズンに王者となったロサンゼルス・レイカーズとのウエスタン・カンファレンス・ファイナルで熱戦を演じ、最終的には2勝4敗でシーズン終了、後者は現在チームメートであるポール・ジョージが所属していたインディアナ・ペイサーズとのイースタン・カンファレンス・セミファイナルで、同じく2勝4敗で敗退している。

 現在33歳のカーメロにとって、何よりも欲しいものはチャンピオンシップに他ならない。だからこそ、今季からサンダーへ加入し、第3の得点源としてラッセル・ウェストブルックやジョージと共に戦っている。1月29日(同28日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に122-112で勝利したサンダーは8連勝と波に乗ってきており、視界は良好と言っていいだろう。

 ちなみに、03年ドラフトでピストンズは全体2位指名権を保持していた。カーメロを指名することも可能だったのだが、彼らはダーコ・ミリチッチ(元メンフィス・グリズリーズほか)というセルビア出身のビッグマンを指名している。

 「試合が終わった後、考えたんだ。デトロイトで2万5,000得点を達成するなんて、皮肉なもんだよ。03年のドラフトでデトロイト入りしていたらどうなっていたのか、ってね」。

 カーメロがそういうのも無理はない。ピストンズはカーメロがルーキーシーズンだった03-04シーズンに優勝している。当時はチャウンシー・ビラップス、リチャード・ハミルトン(共に元ピストンズほか)、テイショーン・プリンス(現未所属)、ベン・ウォーレス(元ピストンズほか)、そしてシーズン途中に加入したラシード・ウォーレス(元ピストンズほか)がおり、翌04-05シーズンも連覇こそ逃したものの、NBAファイナルへ進出していた。ビラップスは以前、「もしカーメロがうちのチームに入っていれば、あと1、2回は優勝できたと思う」と語っていたが、カーメロも同じように思っていたとしても何ら不思議ではない。

ビラップス(右)とはのちにナゲッツ、ニックスでチームメートとなった[写真]=Getty Images

 もちろん、それはもう過去の話。カーメロは悲願のチャンピオンリング獲得を目指し、新たなチーム(サンダー)で身を粉にしてプレーするだけだ。