2018.02.22

【NBA】終盤戦に重宝されるか? 注目のベテランFA選手たち

タフなディフェンスに定評があるアレンはどこへ行く?[写真]=Getty Images
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 2月23日(現地時間22日)から始まるNBAの後半戦。4月中旬のシーズン終了までに、各チームは20試合以上を残している。

 プレーオフが始まる4月中旬までの間に、まだまだ順位が入れ替わる可能性があり、現在はプレーオフ進出圏外のチームが調子を上げて、プレーオフの座をつかむ可能性もある。

 そのために、選手層を厚くしたいチーム、ケガによる戦線離脱で戦力ダウンしているチーム、ベンチからの得点力をアップさせたいチームもあるだろう。

 現在、NBAのフリーエージェント(FA)市場には、そんなチームをサポートすることのできる実績を残してきたベテラン選手たちがいる。

 ここでは、そんなベテラン選手たちを9人紹介していこう。

■トニー・アレン(ガード-フォワード)

経験豊富なペリメーター・ディフェンダー

 キャリア13年を誇るベテランで、有能なペリメーター・ディフェンダー。ニューオリンズ・ペリカンズで迎えた今季は、2月上旬にトレードでシカゴ・ブルズへ移籍。その後2月10日(同9日)にバイアウトとなっている。36歳に多くを期待することはできないものの、短時間であればディフェンス面でインパクトを残すことができるだろう。

■デロン・ウィリアムズ(ガード)

ベテランのリーダーを求めるチームには最適

 昨季は2月下旬にダラス・マーベリックスをウェイブされ、クリーブランド・キャバリアーズと契約。それからキャブスの一員としてプレーし、NBAファイナルまで戦った。キャリア12年を誇る33歳は、ガードとしては強じんな肉体を誇り、攻防両面でまだまだ貢献できる。ベテランのリーダーシップを欲するチームにとっては貴重な人材だ。

昨季のプレーオフ。ウィリアムズ(左)はキャブス、エリス(右)はペイサーズの一員として対決[写真]=Getty Images

■モンテ・エリス(ガード)

得点力のあるコンボガード

 32歳のコンボガード。昨夏インディアナ・ペイサーズからウェイブされて以来、どのチームとも契約を結んでいない。190センチと、シューティングガードとしては小柄な部類に入るものの、スピードを活かしたドライブや1対1からプルアップジャンパーを繰り出して得点することができる。

■デリック・ウィリアムズ(フォワード)

両フォワードをプレーできる点が強み

 昨季は2月上旬にマイアミ・ヒートをウェイブされ、クリーブランド・キャバリアーズと2度の10日間契約を結んだ末に、残りシーズン分の契約を手にした。203センチのサイズで両フォワードをこなすことができ、3ポイントシュートを決めることが可能。26歳ながら、キャリア6シーズンを誇るベテランだ。

昨季キャブスでプレーした25試合で、3ポイント成功率40.4パーセントを記録したウィリアムズ[写真]=Getty Images

■ジェラルド・ヘンダーソン(フォワード-ガード)

2月中旬にプレー可能の許可が下りたスイングマン

 昨夏、フィラデルフィア・セブンティシクサーズを解雇されたスイングマン。腰の手術により、現地では複数のメディアから「今季絶望」と報道されていた。ところが、2月16日(同15日)、ヘンダーソンにプレーできると許可が下りた。今季はプレーせず、今夏に契約を結ぶという説もあるが、献身的な働きができるため、オファーが届く可能性は十分ある。

若手が多いチームでは、堅実なヘンダーソンの存在が活きるはずだ[写真]=Getty Images

デリック・ローズ(ガード)
 2011年のシーズンMVP。ドライブを武器に得点力をもたらすことはできるが、ディフェンスとアウトサイドシュートに難があるため、評価が分かれるところか。

アンドリュー・ボーガット(センター)
 今年1月上旬、ロサンゼルス・レイカーズをウェイブされた。巧みなディフェンスとインサイドにおけるオフェンスで貢献するベテランビッグマンで、15年はゴールデンステート・ウォリアーズの一員として優勝を経験している。

リムプロテクターとして存在感を発揮するボーガット[写真]=Getty Images

■ブランドン・バス(フォワード)
 パワーフォワードとしては小柄(203センチ)だが、筋骨隆々の肉体を持ち、リング下だけでなくミドルレンジから的確にシュートを決めることができる得点力を持つ。

■マイク・ダンリービー(フォワード)
 15年のNBAキャリアで1,304本の3ポイントを決めてきたシューター。昨季までの7シーズンでは、3ポイントシュート成功率38.0パーセント以上と高確率を誇る。

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