戦列復帰は早くても来週末が濃厚
3月14日(現地時間13日)、ゴールデンステート・ウォリアーズは、ステフィン・カリーが右足首の負傷により、今後4試合を欠場することを発表した。
カリーは3月9日(同8日)に行われたサンアントニオ・スパーズ戦の第1クォーターで右足首を負傷。チームからは深刻な症状ではないと伝えられていたものの、カリーは直近2試合を欠場し、15日(同14日)のロサンゼルス・レイカーズ戦を含む今後4試合も欠場することとなった。
21日(同20日)に負傷箇所の状態をチェックするため、カリーの戦列復帰は早くても24日(同23日)のアトランタ・ホークス戦になるという。
カリーは今季50試合に出場しており、平均32.1分26.3得点5.1リバウンド6.2アシスト1.6スティールを記録している。
プレーオフを見据え、優先すべきはコンディション
ウエスタン・カンファレンス2位のウォリアーズは、カリーが欠場した直近2試合で黒星を喫しており、ウエスト1位のヒューストン・ロケッツとのゲーム差は2.0に広がっている。
3月12日(同11日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦に敗れた後、ケビン・デュラントは「ステフ(カリー)がいないのは、何だか奇妙に感じる。それにアンドレ(・イグダーラ)、D-West(デイビッド・ウェスト)、ジョーダン(・ベル)と、俺たちは多くの選手を欠いてしまっている。それぞれのポゼッションの精度を高めていかないといけない」と現地メディア『ESPN』へ語っていた。
カリー、デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンと、2年連続で4選手をオールスターに送り込んだウォリアーズだが、今季はリーグトップの成績を残すことが厳しくなってきている。カリーだけでなく、グリーンは右肩を痛めており、トンプソンは右手親指のねんざにより、3月15日(同14日)のロサンゼルス・レイカーズ戦は欠場者がさらに増える可能性がある。
Warriors injury report for tomorrow's game vs. the Lakers: pic.twitter.com/80DmJXRYgQ
— Warriors PR (@WarriorsPR) March 14, 2018
ウエスト3位のポートランド・トレイルブレイザーズとは10ゲーム離れているため、今後ウォリアーズが3位以下に転落することはないだろう。それでも、昨季までの3シーズン連続で挙げていた67勝以上という記録は途切れることとなりそうだ。
ウォリアーズとカリーにとって、最優先すべきなのはやはりコンディション。3年連続でNBAファイナルまで勝ち上がってきたウォリアーズは、同じくイーストを3年連続で制したクリーブランド・キャバリアーズと同様、ここ数年で最も長いシーズンをプレーしている。万全の態勢でプレーオフを迎えるべく、今はコンディションを整えることがベストなのではないだろうか。