2018.03.20

連載【丸っと楽しもう! スポーツを1年中楽しめるワシントンDC】第2回 最寄駅からアリーナへの行き方

ウィザーズの本拠地であるキャピタル・ワン・アリーナ[写真]=岡田由美子
日本のテレビ局で報道の編集・取材を経験。2017年にワシントンDCへ来て以来、バスケットボールをはじめとするアメリカのスポーツ文化や街ネタなどを中心に取材しています。

アメリカの首都・ワシントンDCは「政治の街」としてのイメージが強いが、実は博物館や美術館の宝庫で、観光の見所は多い。さらに、アメリカの4大スポーツ(野球・バスケットボール・アメフト・アイスホッケー)のプロチームがそろっており、1年をとおして観戦が楽しめる“スポーツの街”でもある。この連載では、現地で活動中の岡田由美子さんにワシントンDCの魅力や楽しみ方を紹介してもらう。第2回は、「最寄駅からアリーナへの行き方」。チャイナタウン駅からキャピタル・ワン・アリーナまで歩く道のりを動画付きで紹介。これを見れば現地へ出向く際、大いに参考にはずだ。

文=岡田由美子
写真=岡田由美子、Getty Images

チャイナタウンの雰囲気を味わいながら、ウィザーズ本拠地「キャピタル・ワン・アリーナ」を目指す

キャピタル・ワン・アリーナは、バスケットボールの試合で約2万収容できる[写真]=Getty Images

地元のアイスホッケーチームであるワシントン・キャピタルズの本拠地でもある[写真]=Getty Images

 今の時期盛りあがっているのが、バスケットボールとアイスホッケー。ワシントン・ウィザーズ(NBA)とワシントン・キャピタルズ (NHL)ともに、本拠地としてキャピタル・ワン・アリーナを使っていて、毎日のようにどちらかのホーム試合が行われている。

 アリーナは、ワシントンDC中心部のチャイナタウンエリアにある。中華料理店などの飲食店やエンターテインメント施設が立ち並ぶ、とても賑やかな場所だ。毎年2月には、中国の旧正月を祝うイベントが行われ、中国の伝統的な龍や獅子が街を練り歩く。クライマックスには大量の爆竹が鳴り響き、その中を獅子が舞う様子は圧巻。

 そのチャイナタウンへのアクセスは地下鉄を使うのが便利。最寄駅はギャラリープレイス/チャイナタウン(Gallery Place-Chinatown)でレッド、イエロー、グリーンの3路線が乗り入れている。キャピタル・ワン・アリーナに直結する出口もあるが、今回はチャイナタウンの雰囲気を味わいながらアリーナへ向かう道のりを紹介する。

通りにはレストランやカフェ、スポーツバーなど様々な店が並ぶ

 地下鉄のエスカレーターで地上に出るとすぐに、チャイナタウンのシンボルになっている門が目の前に現れる。この門に交差する7番通り沿いに歩いてアリーナへ向かう。通りにはレストランやカフェ、映画館、スポーツバーなど様々な店が並び、ストリートパフォーマンスをする若者の姿もここではよく見られる。また、スミソニアン博物館群の一つで、最近、オバマ前大統領夫妻の肖像画が公開されて話題になった、国立肖像画美術館もある。その向かいにある大きな建物が、キャピタル・ワン・アリーナだ。

 試合開始1時間ほど前から、地元ウィザーズはもちろん、対戦チーム(取材時はゴールデンステート・ウォリアーズ)のユニフォームやグッズで身を包んだファンらが続々と集まり、列を作っている。その傍らには、オリジナルのTシャツを売る姿も。こうした雰囲気を楽しみながら歩いていると、約2分程でアリーナ入り口に到着する。アリーナまでの道のりは夜でも明るく、人どおりも多いので、比較的安全と言えるだろう。試合観戦の際は、少し早めに来て周辺を散策したり、バーで軽く一杯、という過ごし方もおすすめだ。

 次回は、アメリカならではの「スポーツバーの楽しみ方」を紹介します。

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