2018.05.09

ウォリアーズが自慢の攻撃力でペリカンズをねじ伏せ、4勝1敗でウエスト決勝へ!

シリーズ終了後、健闘を称え合ったカリー(左)とデイビス(右)[写真]=Getty Images
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ペリカンズが意地を見せるも、ウォリアーズが突き放す

 5月9日(現地時間8日)、ゴールデンステート・ウォリアーズ(3勝)とニューオリンズ・ペリカンズ(1勝)によるウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦が、ウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで行われた。

 第1クォーター。ペリカンズがラジョン・ロンド、ドリュー・ホリデー、アンソニー・デイビスを中心に加点していく中、ウォリアーズはクレイ・トンプソンが開始から約8分間に2本の3ポインターを含む14得点を奪取し、リードを奪う。

 さらに、ステフィン・カリーケビン・デュラントドレイモンド・グリーンのショットも決まり、最大9点差をつけるオフェンスを見せつけ、このクォーターを32-26で終える。

 第2クォーターに入ると、ウォリアーズはトンプソンの3ポイントプレーにプルアップ・ジャンパー、カリーのショットが続き、9点差(39-30)をつける。

 するとペリカンズは、デイビス、ホリデー、ロンドのショットで徐々に点差を縮め、残り2分42秒にデイビスのアリウープで逆転。カリーやデュラント、イグダーラに追加点を許すも、3点ビハインド(56-59)で試合を折り返す。

16投中10本のショットを決めたカリーは、この日チームトップの28得点を挙げた[写真]=Getty Images

 しかし、後半開始と同時にウォリアーズが怒濤の10連続得点でリードを13点差まで広げる。ホリデーのドライブで2点を返したペリカンズに対し、ウォリアーズはそこからグリーンのダンクとカリーの3ポインターで容赦なく突き放しにかかった。

 58-74と、16点ビハインドを背負ったペリカンズは、デイビスのショットで反撃のチャンスを伺うも、トンプソン、カリー、グリーンの猛攻を浴びてしまい、ウォリアーズのリードが24点(84-60)まで拡大。デイビスとホリデーらの健闘むなしく、このクォーターを終えて95-75。ウォリアーズがホームで20点をリード。

 第4クォーター。ウォリアーズが大量リードする中、ペリカンズは猛反撃に出る。このクォーター中盤にウォリアーズを4分以上、無得点に抑え込む中、10連続得点。残り4分9秒で13点差(92-105)まで追い上げる。

 さらにホリデー、ニコラ・ミロティッチ、デイビスが加点していき、残り2分4秒で7点差(100-107)まで攻め立てたのだが、これ以上ウォリアーズに詰め寄ることができず、最終スコア113-104でウォリアーズの勝利。シリーズを4勝1敗とし、4年連続となるカンファレンス・ファイナル進出となった。

王者に対して、ゲームハイの34得点19リバウンド4ブロックと申し分ないスタッツを残したデイビスだったが、勝利はならず[写真]=Getty Images

ロケッツとのウエスト頂上決戦に挑む前年覇者

 ウォリアーズでは、カリーがチームトップの28得点に7リバウンド8アシスト、デュラントが24得点6リバウンド7アシスト2スティール、トンプソンが23得点6リバウンド。グリーンは19得点14リバウンド9アシスト3スティール2ブロックを奪った。

 この日のウォリアーズは3ポイントシュート成功率こそ25.9パーセントに終わったものの、フィールドゴール成功率は48.0パーセントと高水準な数字を残し、48本のフィールドゴール成功のうち、36本をアシストから得点を挙げる絶妙なボールムーブメントを展開。

 復帰から4戦目となったカリーは、試合後の会見でコンディションについて聞かれ、このように答えていた。

 「コートに出て、僕はできることをこなしていると思う。(コンディションについては)自信を持ってる。6週間近くコートから離れていたのに、こうやってプレーすることができ、とても感謝してる。今後はもっと良くなるように、自分のタイミングを見つけて、通常のローテーションができるように戻りたいね」。

 シリーズ第2戦に復帰後、カリーはフィールドゴール67投中32本を決め、47.8パーセントの成功率をマーク。3ポイントシュートも15本決めており、「ようやく本来の調子が戻ってきたと感じている」とスティーブ・カーHCが評した。

 一方、ペリカンズではデイビスがいずれもゲームハイとなる34得点19リバウンド4ブロック、ホリデーがプレーオフでは自身初となるトリプルダブル(27得点10リバウンド11アシスト)、ミロティッチが12得点7リバウンド、イートワン・モアが10得点をマーク。

 また、後半に鼠径部の痛みによりプレータイムを制限されてしまったロンドは7得点7アシスト3スティールで今季を終えた。

 点差こそ離れてしまったが、最後まで戦い抜いたペリカンズ。「スコアがどうであれ、残り時間が何分だろうと関係ない。俺たちはどんなときであろうと必死にプレーしたんだ」と語ったホリデーの言葉に嘘はなく、最後まで全力で前年覇者ウォリアーズに立ち向かったことは評価すべきだろう。

 デュラントがフリースローを放っている場面で、ペリカンズ側のハドルに加わり、レフェリーから離れるように注意されるシーンで注目を集めたグリーンだが、この男の活躍なしにウォリアーズがペリカンズを5戦で下すことはできなかったはずだ。

シリーズ平均トリプルダブルと、多方面に渡る活躍を見せたグリーン[写真]=Getty Images

 『EliasSports』によると、グリーンはシリーズ平均14.8得点11.8リバウンド10.0アシストを残し、ウォリアーズのフランチャイズ史上初となるシリーズ平均トリプルダブルを達成。「彼は将来、殿堂入りする選手だ」とカーHCも絶賛するほど、グリーンは見事な働きでシリーズ突破に大きく貢献。

 ウォリアーズは4年連続のNBAファイナル進出、そしてフランチャイズ史上初となる連覇を目指し、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス・ファイナルに挑む。

 「俺たちはもっとチャンピオンシップを勝ち取りたいんだ。どのチームがかかってこようが関係ないね」とグリーンが語っており、打倒ロケッツに向けて入念に準備をしてくるに違いない。シーズン中の直接対決はロケッツの2勝1敗。ホームコート・アドバンテージもロケッツが持っているが、プレーオフ突入後の両チームのパフォーマンスは、甲乙つけがたいレベルを誇っているため、15日(同14日)から始まるシリーズは、世界中から大きな注目を集めるに違いない。