2018.05.11

“ミスター・サンダー”ことニック・コリソンが15年のNBAキャリアに幕を下ろす

キャリア15シーズンを終え、37歳で現役引退を決断したコリソン[写真]=Getty Images
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キャリア15季をソニックスとサンダー一筋でプレー

 5月11日(現地時間10日)、オクラホマシティ・サンダーのニック・コリソンが、現役引退を発表。15シーズンのNBAキャリアに幕を下ろした。

 カンザス大で4年間プレーしたコリソンは、2003年のNBAドラフト1巡目全体12位でサンダーの前身、シアトル・スーパーソニックスに指名された208センチのビッグマン。

 03-04シーズンは両肩の手術により全休したため、翌04-05シーズンにNBAデビュー。センターとパワーフォワードをこなし、フランチャイズがオクラホマシティに移転後もサンダーの一員として活躍。今季までのキャリア15シーズンを、サンダーの一員としてプレー。

 コリソンは通算910試合(うち先発は177試合)に出場し、平均20.4分5.9得点5.2リバウンド1.0アシストを記録。07-08シーズンには、いずれもキャリアベストとなる平均9.8得点9.4リバウンドをマーク。ソニックス時代の07年1月10日(同9日)には、キャリアハイの29得点に、キャリアハイタイとなる21リバウンドを奪う活躍を見せた。

07年1月9日(現地時間)のサンズ戦。コリソンは自己最多の29得点に加え、自己最多に並ぶ21リバウンドを奪取[写真]=Getty Images

 ここ2シーズンはプレータイムが平均10分未満、出場試合も20試合以下だったものの、フィールドゴール成功率は6割以上を残し、出番が訪れれば着実に自らの役割をこなし、チームメートやコーチ陣からも厚い信頼を得ていた。

身を粉にしてプレーしてきたロールプレーヤーの鑑

 コリソンはチームのリリースを通じて、このようなコメントを残している。

 「バスケットボールキャリアを継続していくことが、私のゴールでした。NBAで15シーズン(最初の1シーズンはケガのため全休)過ごすことができ、とても感謝しています。私はこれで、バスケットボールプレーヤーとしてのキャリアを終えることになります。これまで私をサポートしてくれた家族に友人、チームメート、コーチ、大勢のファン、ホームタウン(アイオワ州オレンジシティ)、カンザス大、サンダーという組織に、私はとても感謝しています。心の底から、ありがとうと伝えたいです。これまで続いてきた信じられないほどすばらしかったバスケットボールの旅をとても誇りに思います。私自身の力だけでは、きっとここまでのキャリアを送ることができなかったことでしょう」。

屈強な選手たちを相手にしてもひるむことなく、ゲームでは自らの役割を忠実にこなしたコリソン[写真]=Getty Images

 08-09シーズンからサンダーになってからというもの、コリソンはラッセル・ウェストブルックと並ぶ、10シーズンすべてに在籍した選手として引退することとなった。サンダーの通算記録では出場試合数で2位(602試合)、アシスト数で4位(638本)、ブロック数で4位(258本)、リバウンド数では5位(2,561本)、スティール数で5位(296本)、得点で6位(2,846得点)となった。

 短いプレータイムであろうと、身体を張ってスクリーンやリバウンド、ディフェンスを遂行し、自ら声を上げてチームを盛り立てたコリソン。

 ベテラン、そしてロールプレーヤーの鑑としてプレーしてきたコリソンに対し、サンダーの公式ツイッターから発信されたのは、“Thanks #MrThunder(ありがとう、ミスター・サンダー)”。シンプルながら、これまで身を粉にして勝利のためにプレーしてきたコリソンという男への最大級の賛辞と言えるものだった。