2018.06.18

カイリーがセルティックスの指揮官を絶賛「最も順応性のあるコーチの1人」

カイリー(左)とスティーブンズHC(右)[写真]=Getty Images
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カイリーを新鮮な気持ちにさせたスティーブンズHCの分析力と記憶力

 6月16日(現地時間15日)、現地メディア『The Ringer』のビル・シモンズのポッドキャストに、カイリー・アービング(ボストン・セルティックス)がゲストとして登場した。

 カイリーは、昨季までクリーブランド・キャバリアーズのエースガードとしてプレーし、昨夏のトレードでセルティックス入り。今季は60試合に出場し、平均24.4得点3.8リバウンド5.1アシストをマーク。オールスターにもスターター枠で選出されたのだが、左膝の手術により、3月中旬にシーズン終了となった。

カイリーは超絶ハンドリングや見事なショットの数々で世界中のファンを魅了した[写真]=Getty Images

 今回はシモンズのポッドキャストの中で、カイリーがセルティックスの指揮官ブラッド・スティーブンズについて語っていたので紹介したい。

 「ブラッドは僕がこれまで経験してきたコーチの中で、最も順応性のあるコーチの1人。彼はゲームと人生において、きわめて高い知性を持っている。だから彼と話すときは、いつだって最高さ。彼とディナーを共にする日もあれば、彼の奥さんや子どもたちとディナーを共にすることもあるんだ」とカイリー。

 2011-12シーズンにキャブスの一員としてNBA入りしたカイリーは、これまで5人のヘッドコーチ(HC)の下でプレーしてきた。バイロン・スコット、マイク・ブラウン、デイビッド・ブラット、タロン・ルー(現キャブスHC)、そしてスティーブンズである。

チーム練習を行うセルティックス(左からカイリー、スティーブンズHC、ホーフォード)[写真]=Getty Images

 セルティックスではまだ1シーズンしかプレーしていないのだが、カイリーはスティーブンズHCが持つバスケットボールマインド、そしてゲーム中の適応力に舌を巻いているという。

 「彼とバスケットボールについて話していると、ゲームへの感謝やすばらしいバスケットボールマインドを持つことができるから安心するんだ。彼は決してプレーの数々を忘れたりはしない。それにゲームで何か変化したときのことを知ってるんだ。今シーズンはいろいろなことが起きて、これまでのキャリアとは違う終わり方だったけれど、彼と話すことはとても新鮮だった」とカイリーは続けた。

 今年のプレーオフ。セルティックスはカイリー不在の中、NBAファイナルという頂上決戦まであと1勝という位置にまで勝ち上がることに成功した。このチームには新人ジェイソン・テイタムをはじめ、献身的な万能戦士アル・ホーフォードジェイレン・ブラウンテリー・ロジアーなど、魅力的なタレントが数多くいる。

 そして来季のセルティックスはカイリーだけでなく、今季開幕戦で大ケガを負ってシーズン全休となったゴードン・ヘイワードも戻ってくることが濃厚なため、期待は高まるばかり。

 スティーブンズHCの下、来季はプレーオフで輝くカイリーの姿を見ることができるはずだ。

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