4本の3ポイントでオフェンス力の高さをアピール
7月10日(現地時間9日)、「MGM Resorts NBAサマーリーグ2018」(以降ラスベガス・サマーリーグ)は大会4日目を迎えた。
渡邊雄太(ジョージ・ワシントン大)が所属するブルックリン・ネッツは、コックス・パビリオンにてミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。
第1クォーター開始3分23秒から出場した渡邊は、最初の守備機会でトップからの3ポイントをブロック。このクォーターはシュートこそ決まらなかったものの、ゴール下へのアシストや献身的なディフェンスでチームに貢献した。
第2クォーターは開始3分57秒にコートイン。パス回しからコーナーでフリーとなった渡邊は3ポイントを沈め初得点を挙げると、残り1分30秒に再びコーナーからフリーの3ポイントを成功。さらに残り32秒にも、速攻からのレイアップを決め、このクォーターだけで8得点をマークした。
後半、渡邊は第3クォーター開始4分56秒にコートに入る。ウルブズがドラフト20位で指名したジョシュ・オコギーとマッチアップし、ターンオーバーを誘発するなどディフェンス力を示すと、残り1分30秒にはトランジションからパスを受け左45度から3ポイントをヒット。第4クォーターはスタートから出場し、開始1分15秒にこの日4本目となるプルアップ3ポイントを成功。残り4分39秒には、ドライブを仕掛けたマッチアップ相手のレイアップを背後からブロックし攻守で存在感を示した。
最終スコアは78-69でウルブズが勝利。オコギーが11得点5リバウンド4アシスト、ジャレッド・テレルが13得点を記録するなど計4選手が2ケタ得点をマークした。
サマーリーグ3戦目となった渡邊は、26分の出場でチームメートのショーン・ドーソンと並ぶゲームハイの14得点に加え、4リバウンド1アシスト2ブロックをマーク。これまでの2試合で3ポイント成功率30パーセント(3/10)と精度に苦しんでいたが、この試合では66.7パーセント(4/6)の確率で3ポイントを沈めたことは大きなプラス要素だろう。またチームは9点差での敗戦となったが、出場時におけるプラスマイナスでは+2を記録した。
サマーリーグで3連敗を喫したネッツは、12日(同11日)から始めるトーナメントに出場予定となっている。