2018.08.20

昨季の新人王に輝いたシクサーズのベン・シモンズ「次に狙うのはMVP」

オーストラリア出身の長身ガード、シモンズ[写真]=Getty Images
国内外のバスケ情報をお届け!

直近でシクサーズの選手がMVPを獲得したのは00-01シーズンのAI

 208センチ104キロという恵まれたサイズでコートを縦横無尽に駆け回り、得点にリバウンド、アシスト、スティールを量産し、鮮烈なデビューシーズンを送ったベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)。

 昨季、シモンズは81試合すべてに先発ポイントガードとして出場し、平均33.7分15.8得点8.1リバウンド8.2アシスト1.7スティール0.9ブロックをマーク。トリプルダブルの達成数でリーグ3位(12回)、ダブルダブル達成数ではリーグ11位タイ(38回)と、オールラウンドなプレーでシクサーズをけん引。レギュラーシーズン終盤に記録した16連勝は、シモンズなしにはあり得なかったと言っても過言ではない。

 52勝30敗でイースタン・カンファレンス3位に入ったシクサーズは、プレーオフのファーストラウンドでマイアミ・ヒートを4勝1敗で撃破。ボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナルで1勝4敗と敗れてしまったものの、シモンズ自身はオールルーキーファーストチームに満票で選出され、新人王にも輝いた。

 シクサーズのロースターにはオールスターセンターのジョエル・エンビードを筆頭に、ダリオ・シャリッチやJJ・レディック、ロバート・コビントン、マーケル・フルツ、ウィルソン・チャンドラーといった役者がおり、チームは今季もイースト上位を狙える戦力を有している。

 そんな中、8月20日(現地時間19日)に掲載された『Sporting News』で、シモンズは自身の目標について語っていたので紹介したい。

 「僕は(新人王といった)アワードの1つを獲得することができた。次はMVPだね」。

 シモンズは単刀直入に次なる狙いを定めていた。シクサーズの選手が直近でレギュラーシーズンMVPを獲得したのは2000-01シーズンのAIことアレン・アイバーソン(元シクサーズほか)。驚異的なクイックネスとボールハンドリングスキルを誇ったアイバーソンは、強じんなメンタルタフネスも兼備した超絶スコアラーとして知られるレジェンドだ。

00-01シーズン。アイバーソンはシクサーズをイーストトップの56勝へと導き、自身は平均31.1得点2.5スティールを挙げて2冠に輝いた[写真]=Getty Images

 基本的にMVPに選出されるためには、個人成績だけでなく、チーム成績も重要視される。シモンズがMVPになるためには、シクサーズを最低でもイーストトップの成績へと導き、自身の成績もアップさせていく必要があるだろう。特にシモンズの場合、アウトサイドシュートの上達が不可欠となる。

今季シモンズはシクサーズをイーストトップの成績へと導けるか?

 では、チームとしての目標はどのように見ているのだろうか。シモンズとしては、昨季のプレーオフで敗れたセルティックスにライバル心を燃やしているようだ。

 「僕らはまずボストンという壁を超えなければならない。彼らは今、(イーストで)トップにいるからね。彼らを打ち負かすこと、それが僕らにとって次のゴールとなる。そしてもちろん、セカンドラウンド(カンファレンス・セミファイナル)を勝ち進み、イースタン・カンファレンスを勝ち上がって、NBAファイナルへと進むことだ」。

昨季のプレーオフ。セルティックスとのシリーズで、シモンズはシリーズワーストとなる24ターンオーバーを喫するなど不完全燃焼に終わっていた[写真]=Getty Images

 今季のイースト上位争いは、セルティックスとシクサーズ、そして昨季イーストトップの59勝を挙げたトロント・ラプターズによる三つ巴の争いというのが大方の予想となっている。

 まずはレギュラーシーズンでイーストトップの成績を挙げることが、シモンズにとってはMVP獲得への第一歩となりそうだ。

 2年目を迎えたシモンズが、どのような進化を見せてくれるのか。開幕前から楽しみでならない。