2018.09.30

プレシーズンゲーム初日の試合結果、シモンズやフルツら期待の若手が躍動

自らボードに当てて跳ね返ったボールをタップパスするなど見せ場を作ったシモンズ[写真]=Getty Images
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 9月29日(現地時間28日)より、2018-19 NBAプレシーズンゲームがスタートした。ここでは、この日に行われた2試合を振り返っていこう。

■NBA vs. NBL
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 104-84 メルボルン・ユナイテッド

故郷のチームを相手にシモンズが絶妙なアシストを連発!

 昨季から始まった、NBAチームとNBLチームによる対決。今季はその第2弾の初戦として、シクサーズがホームのウェルズファーゴ・センターでユナイテッドとマッチアップした。シクサーズは第1クォーター終了時に34-21とユナイテッドを突き放すと、試合を優位に進めて圧倒し、プレシーズン初戦を制した。

 シクサーズではジョエル・エンビードがゲームハイの20得点に10リバウンド2ブロックをマークすると、故郷オーストラリアのチーム相手にシモンズが8得点8リバウンド14アシストと活躍。先発のマーケル・フルツが14得点4アシスト2スティール2ブロック、ダリオ・シャリッチが12得点、ベンチスタートとなったJJ・レディックが13得点を記録。

 一方、敗れたユナイテッドではアレックス・プレジャー(センター)が19得点13リバウンド、かつてシクサーズで9試合に出場した経験を持つキャスパー・ウェア(ガード)が19得点5アシスト4スティール、今夏FIBAワールドカップ一次予選で日本と対決したクリス・ゴールディング(ガード)は13得点を挙げたものの、足首を痛めてしまい、後半を欠場する不運もあり、試合に勝利することはできなかった。

 ゴールディングは昨年、オクラホマシティ・サンダーとのプレシーズンゲームに欠場していたため、NBAチームとはこの日が初の試合となった。試合後の会見で「僕らはグループとしてうまくプレーすることができなかった。僕は(足首負傷のため)このチームを手助けすることができなかったことが残念だ。でも個人として見ると、良いプレーを見せることができたと思ってる。だからこそ、この敗戦はとてもショックだった」と口にした。

先発起用で好調なスタートを切ったフルツ(右)と不完全燃焼に終わったゴールディング(左)[写真]=Getty Images

■ヘイワードが約1年ぶりにコートへ復帰
シャーロット・ホーネッツ 104-97 ボストン・セルティックス

後半だけで59-37と圧倒!7選手が2ケタ得点を挙げたホーネッツが逆転勝利

 第1クォーターに37-20と快調に飛ばしたセルティックスだったが、ホームのホーネッツが徐々に巻き返すと、第3クォーターに39得点を挙げる猛攻を見せ、最後は7点差をつけて逆転勝利を飾った。

ホーネッツの一員としてデビューしたパーカー[写真]=Getty Images

 勝利したホーネッツではジェレミー・ラムの15得点を筆頭に、コディ・ゼラーが13得点7リバウンド3ブロック、ケンバ・ウォーカーが12得点、ニコラ・バトゥームが10得点6リバウンド6アシストを挙げるなど、計7選手が2ケタ得点をマーク。10得点8リバウンドを記録したルーキーのマイルズ・ブリッジズは豪快なプットバック・ダンクを2発もたたき込むなど鮮烈なデビュー。サンアントニオ・スパーズから加入したトニー・パーカーもベンチスタートで約9分間出場し、ホーネッツ初戦の勝利に貢献。

 一方、セルティックスはジェイレン・ブラウンがチームトップの14得点、マーカス・モリスが12得点、テリー・ロジアーが11得点、ゴードン・ヘイワードが10得点を奪取。特にヘイワードは昨季の開幕戦以来となる出場を果たし、プレシーズン初戦としてはまずまずの結果を残したと言っていいだろう。

ビルドアップした肉体を駆使して2ケタ得点をマークしたヘイワード[写真]=Getty Images

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