現役最高級のクローザー、カイリーが狙うのは自身2度目の優勝
10月5日(現地時間4日)、ボストン・セルティックスのオールスターガード、カイリー・アービングがボストンのファンを一安心させた。
この日、セルティックスのホームコート、TDガーデンではシーズンチケットホルダーたちのためのイベントが行われ、カイリーはこう語った。
「僕はセルティックスに来てからというもの、チームメート、セルティックスという組織、そしてボストンにいる皆さんと思いを共有してきました。何かあったとしても、来年僕はボストンと再契約しようと思っています」。
“If you guys will have me back, I plan on re-signing here.” – @KyrieIrving https://t.co/0wDLzuv5WL
— Boston Celtics (@celtics) October 4, 2018
26歳のカイリーは、今季終了後にプレーヤーオプションを行使して制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持っており、これまでニューヨーク・ニックスをはじめとする複数のチームが来夏に獲得を狙っていると報じられていた。
来季、セルティックスの年俸総額は現時点でも約1億ドル(約114億円)と高額ではあるものの、フランチャイズ史上18度目の優勝を達成するためにはカイリーが不可欠なのは間違いない。
キャリア平均22.0得点5.5アシストを記録するカイリーは、優勝経験を持つリーグ屈指のスコアリングガードであるだけでなく、リーグ最高級のクローザーでもある。勝負どころでめっぽう強く、大舞台でも物おじしない強じんなメンタリティーとクラッチショットを決め切るシュート力を兼備している点も魅力。
以前、カイリーは来夏の決断について、「僕のプロキャリアにおいて、すごく大きなものになるだろうね」と語っていただけに、ファンやチームメートもこの“残留発言”を聞き、喜んだことだろう。
セルティックスで2シーズン目を迎え、トレーニングキャンプでは「このチームで永久欠番になれたらいいね」と口にしていたことからも、カイリーはセルティックスで自身2度目のチャンピオンシップを勝ち取ることを目標にプレーしていくはずだ。