夏の猛練習の成果を発揮したフルツ、敵将はシモンズの特異な能力を絶賛

　10月19日（現地時間18日）、NBAは開幕3日目を迎え、この日は3試合が行われた。

.@BenSimmons25 notches first triple-double of the season with 13 points, 13 rebounds and 11 assists. #HereTheyCome pic.twitter.com/ezbQqGyqI7

— Philadelphia 76ers (@sixers) October 19, 2018

　ボストン・セルティックスとの開幕戦に敗れたフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ホームのウェルズファーゴ・センターでシカゴ・ブルズと対決。

　第1クォーターこそブルズに41得点も奪われて3点ビハインドで終えるも、第2、3クォーターでブルズを計35得点に抑え込むなどディフェンスが機能。オフェンス面でも計8人が2ケタ得点を奪う猛攻を見せ、シクサーズが最終スコア127－108で今季初勝利を挙げた。

　シクサーズではジョエル・エンビードが30得点12リバウンド4ブロック、ロバート・コビントンが20得点5リバウンド2スティール、ベン・シモンズが13得点13リバウンド11アシストのトリプルダブル、ダリオ・シャリッチが13得点10リバウンド、マーケル・フルツが12得点4リバウンド5アシストを奪取。

　この試合、2年目のフルツがキャリア初の3ポイントを成功。「僕はこの夏、ハードに練習してきたんだ。3ポイントやミドルレンジのショットをたくさん打ってきた。だから快適にシューティングできた。自分を信じて、きっと入ると思ってたよ。いい感じだったね」と『ESPN』へフルツが振り返った。

3ポイントを3本放ち、1本沈めたフルツ[写真]=Getty Images

　一方、ブルズではザック・ラヴィーンが30得点3ブロック、ボビー・ポーティスが20得点11リバウンド、ベンチスタートのジャバリ・パーカーとアントニオ・ブレイクニーがそれぞれ15得点と続くも、初戦勝利にはならず。

　ブルズのフレッド・ホイバーグHCは試合後、トリプルダブルをマークしたシモンズについてこのように語っていた。

　「彼が持つリムへ向かう能力は、リーグのどのプレーヤーとも違ったものだ。ボールを持った6フィート10インチ（208センチ）か6フィート11インチ（211センチ）の選手としては、非常にダイナミックなんだ。彼は両方の手でフィニッシュできるし、すばらしいハンドリング能力もある。だから相手チームとしては本当にやっかいな選手だ」。

　2年目を迎えた昨季の新人王シモンズは、3ポイントシュートを放つことこそなかったものの、独特のスタイルでリーグを席巻しようとしている。

ホイバーグHCから称賛されたシモンズ。通算13度目のトリプルダブルを達成した[写真]=Getty Images