第4Q終盤に同点弾、延長終盤に決勝弾を沈めたディンウィディー
11月1日(現地時間10月31日)、ブルックリン・ネッツはホームのバークレイズ・センターでデトロイト・ピストンズとの試合に臨んだ。
試合の主導権を握ったのはアウェーのピストンズ。この試合で20得点以上を奪ったブレイク・グリフィン、アンドレ・ドラモンド、レジー・ジャクソンを中心にネッツを攻め立て、前半を終えて60-54と6点をリード。
第3クォーターは両チームとも一歩も引かず、23-23で最終クォーターを迎えると、6点リードのピストンズは、同クォーター序盤に4点差まで縮められるも、リードを保っていく。
残り3分23秒にグリフィンの3ポイントが決まり、103-96とピストンズがリードを7点に広げて試合を締めにかかる中、ネッツが猛反撃に出る。
The @BrooklynNets & @DetroitPistons go down to the wire in a fantastic OT finish in Brooklyn! #WeGoHard #DetroitBasketball pic.twitter.com/y7ueaQ109j
— NBA (@NBA) November 1, 2018
ネッツはベンチスタートのスペンサー・ディンウィディーの4ポイントプレーが決まって3点差に詰め寄ると、残り2分10秒にはステップバック3を沈めて1点差。残り1分31秒にはジャレット・アレンの3ポイントプレーで107-105とついに逆転。
するとピストンズはグリフィンが3ポイントをねじ込み、残り1分19秒で1点リード。残り22.6秒にジャクソンがフリースロー2本を決めて3点差に。
だがネッツはタイムアウト後、再びディンウィディーが貴重な同点3ポインターを成功させて延長に持ち込んだ。
互いにリードを奪い合う展開となった延長で、試合を決めたのはまたもやディンウィディーだった。2点ビハインドで迎えた残り7.1秒に決勝弾となる3ポイントを決め切り、最終スコア120-119とし、ネッツが今季3勝目(3勝5敗)を挙げた。
「僕らは良いチームになろうとしている。過去にネッツが残してきたチームとしての失敗を振り払おうとトライしているんだ。どうやって負のスパイラルから抜け出すかを理解して実行していかなきゃならない」と試合後に『AP』へ語ったディンウィディー。
直近3シーズンでいずれも30勝未満に終わっているネッツにとって、この接戦を制したことは大きな意味を持つに違いない。
ネッツではディンウィディーが5本の3ポイント成功を含む25得点に4リバウンド4アシスト、4本の3ポインターを沈めたジョー・ハリスが23得点5リバウンド、キャリス・ルバートが19得点6リバウンド6アシスト2スティール、アレンが14得点9リバウンド。
この日はチーム2番手のスコアラー、ディアンジェロ・ラッセルがフィールドゴール15投中12本をミスし、6得点6アシスト3スティールに終わったものの、ディンウィディーが大車輪の働きで勝利をもたらした。
一方のピストンズでは、グリフィンが25得点9リバウンド4アシスト2スティール、ドラモンドが24得点23リバウンド2ブロック、ジャクソンが21得点を残すも、第4クォーターと延長終盤でディンウィディーに3ポイントを決められて悔しい敗戦に。
ピストンズは開幕4連勝を飾るも、ボストン・セルティックスとの2連戦に敗れたため、これで4勝3敗となった。