タイムアウト中、ポールを中心に選手たちでハドルを組んで立て直したロケッツ
11月3日(現地時間2日)、ヒューストン・ロケッツはブルックリン・ネッツのホーム、バークレイズ・センターに乗り込み、試合を行った。
ゲーム序盤。4連敗中のロケッツは、クリス・ポールとクリント・カペラのショットでリードしたものの、前半はホームのネッツが優位に進めていく。キャリス・ルバートやジャレット・アレン、ディアンジェロ・ラッセルらが加点し、ネッツは61-56と5点のリードをロケッツから奪う。
しかし、第3クォーターにロケッツがオフェンスでネッツを圧倒。カペラとエリック・ゴードンのフリースローなどで点差を詰めていくと、この日3試合ぶりにベンチスタートとなったカーメロ・アンソニーが2本連続で3ポイントを決めるなど一気に加速。
第3クォーター終了間際にはポールがブザービーターで3ポイントを沈めて5点リードで最終クォーターへ。その後ネッツはルバートの3ポイントで2度も1点差に追い上げたものの、ロケッツを捕らえることはできず、最終スコア119-111でロケッツが制し、今季2勝目(2勝5敗)を挙げた。
ロケッツではポールが5本の3ポイント成功を含むゲームハイの32得点に7リバウンド11アシスト2スティール2ブロック、6本の長距離砲を沈めたカーメロが今季最多となる28得点に4リバウンド、カペラが22得点13リバウンド5アシスト2ブロック、ゴードンが21得点を記録。
試合後、ポールはリードを許していた場面で選手たちだけでハドルを組み、話し合ったことを明かした。
「僕らはこれまで、たくさんのゲームをプレーしてきたし、コーチたちは計画を遂行しようとしてきた。そこで『僕たちに話をさせてくれ』と言ったんだ。そのうちに『もうたくさんだ』ということになったんだ。僕らはチームとして話し合った。『俺たちは何をしようとしているんだ?』とね」とポールは『ESPN』へ語っている。
「俺たちは話し合い、大声で叫び合った。その中で俺らは何かを理解し合い、それを試合で実行したんだ」と、カーメロがこの試合におけるターニングポイントとなったタイムアウトについて振り返った。
ロケッツはこの試合でジェームズ・エニス三世がハムストリングの張りから復帰し、4日(同3日)のシカゴ・ブルズ戦ではジェームズ・ハーデンも復帰予定となっている。この試合を終えて2勝5敗と負け越してはいるものの、今後の巻き返しに期待したい。
一方のネッツはルバートがチームトップの29得点3スティール、ジョー・ハリスが18得点4アシストを挙げたほか、4選手が2ケタ得点を奪ったものの、これで3勝6敗となった。