リーグ下位の得点力に加え、チームのスコアラートップ2を欠いたサンズ
12月5日(現地時間4日)に行われたサクラメント・キングス戦の第1クォーター。フェニックス・サンズはフィールドゴール17投中14本をミス。3ポイントシュートも9本すべてをミスしてしまい、わずか9得点に終わってしまう。
対するキングスはフィールドゴール28投中15本成功を含む36得点を奪い、最初の12分間を終えて36-9と大量リード。この試合は最終スコア122-105でキングスに軍配。
サンズのイゴール・ココスコフHCは試合後、『AP』へこう語っていた。
「我々は後半こそ競い合っていたものの、第1クォーターでゲームに負けてしまったようなもの。言い訳はできない。チームとしての努力がなかった」。
この試合で14得点を挙げたジョシュ・ジャクソンは、第1クォーターについてこう振り返っている。
「僕らはショットを決め切ることができなかったから、ゲームをプレーしていくのは本当につらかった。こういうことは何度かあるんだろうね。それがバスケットボールというものなんだけど、そういう時は良いディフェンスをして相手チームに得点させないようにしないといけない」。
そして迎えた7日(同6日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦。サンズはまたしても第1クォーターにショットを決めることができず、9-34とブレイザーズに圧倒されてしまう。最終スコアは86-108、22点差の大敗となった。
『ESPN Stats & Info』によると、ショットクロックが制定された1954-55シーズン以降、2試合続けて第1クォーターに1ケタ得点を記録してしまったのはこの日のサンズが初。この2試合でサンズは不名誉な記録を樹立してしまった。
The Suns have been outscored 70-18 in their last 2 opening quarters. pic.twitter.com/Zev4IWjmFQ
— ESPN Stats & Info (@ESPNStatsInfo) December 7, 2018
6日(同5日)終了時点で、サンズはリーグ26位の平均103.0得点と、もともとリーグ下位の得点力だったのだが、直近2試合でチームのスコアラートップ2が欠場してしまったことが、この記録の大きな要因と言っていいだろう。
チームトップの平均23.5得点を挙げていたデビン・ブッカーが左ハムストリングの張りにより欠場。チーム2位の平均17.7得点を残していたTJ・ウォーレンは右足首の痛みにより欠場していた。
ブレイザーズ戦ではトロイ・ダニエルズが15得点、ジャクソンが14得点、ルーキーのディアンドレ・エイトンとエリー・オコボがそれぞれ11得点を挙げるも、この敗戦で7連敗。
ウォーレンは近いうちに復帰できるだろうと報じられているものの、ブッカーの復帰時期は未定。サンズは今後も苦戦が予想されている。