コートに入って早々に得たスコアリングチャンスを活かした大ベテラン
12月14日(現地時間13日)に行われたフェニックス・サンズ戦で、ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキーが今季初出場を果たした。
今年4月に足首を手術し、その回復が遅れていたノビツキーは、プレシーズンゲームも出場せずにここまで欠場を続けていた。今週に入ってから、リック・カーライルHCが「(復帰は)着実に近づいている」とコメントを残し、27試合目にして復帰となった。
ノビツキーは第1クォーター残り3分27秒でディアンドレ・ジョーダンと交代してコートに登場すると、残り2分41秒にバンクショットでジャンパーを沈めて今季初得点。残り33.0秒には3ポイントも放ったが、こちらはミス。
The 🐐 is back. pic.twitter.com/iwTGt3r8C5
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) December 14, 2018
この日のノビツキーは、6分10秒のプレータイムで2得点1リバウンドをマーク。試合はホームのサンズが99-89でマブスに勝利し、連敗を10で止めたのだが、ノビツキーは新たな記録を樹立した。
1998-99シーズンからマブス一筋でプレーするノビツキーは、この試合で同一チームにおいて21シーズン連続出場という史上最長記録を更新。昨季まではコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで歴代最長タイの20シーズンだったノビツキーが、単独首位に躍り出たのである。
ノビツキーはこの試合で決めたジャンパーについて「ポストでボールを持って、マッチアップ相手と正対していた。『このチャンスを逃しちゃいけない』と思ったんだ。決めることができてうれしいよ」とチームのウェブサイトへコメント。3ポイントこそリングに嫌われてしまったものの、鮮やかなバンクショットとなったジャンパーについては「すごくいい感触だった。あの1本は決めかったんだ」と喜んだ。
今季のノビツキーは、おそらく今後もベンチスタートで効果的に得点を挙げることを求められるだろう。チームには驚異の新人ルカ・ドンチッチを筆頭に、デニス・スミスJr.やハリソン・バーンズ、ウェスリー・マシューズ、ジョーダンがおり、40歳のノビツキーがスコアリングリーダーになる必要はないからだ。
ノビツキーには徐々にゲーム感覚を取り戻してもらい、ベンチからチームを落ち着かせる存在として期待したい。そして、2016年を最後に遠ざかっているプレーオフの舞台に再び立っていただきたい。