12月26日(現地時間25日)、NBAではクリスマスゲームが5試合行われる。毎年恒例の注目チーム同士による対決が並ぶ今年のカードは以下のとおり。
※右がホームチーム
■2018 NBAクリスマスゲーム
ミルウォーキー・バックス×ニューヨーク・ニックス
オクラホマシティ・サンダー×ヒューストン・ロケッツ
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ×ボストン・セルティックス
ロサンゼルス・レイカーズ×ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ポートランド・トレイルブレイザーズ×ユタ・ジャズ
レブロン対ウォリアーズは4年連続の超人気カード
イースタン・カンファレンスでは開幕カードとなったシクサーズ対セルティックス、ヤニス・アデトクンボ率いるバックスとニックスの試合が組まれている。ウエスタン・カンファレンスではサンダー対ロケッツ、レイカーズ対ウォリアーズ、ブレイザーズ対ジャズという3カードとなっている。
その中でも注目なのは、やはりレイカーズ対ウォリアーズ戦だろう。昨年まで3年連続でクリーブランド・キャバリアーズのフランチャイズプレーヤーとしてウォリアーズとのクリスマスゲームを戦ったレブロン・ジェームズが、今年はレイカーズの大黒柱として臨むからだ。
プレシーズンに行われた2連戦でウォリアーズに2勝したレイカーズだが、これはあくまでプレシーズンであり、レギュラーシーズンとはまったく異なるもの。ウォリアーズはデマーカス・カズンズこそ欠場が確実視されているものの、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーンによる“オールスター・カルテット”は健在。
12月18日(同17日)終了時点でウエスト2位のウォリアーズ(21勝10敗)と、ウエスト4位のレイカーズ(18勝12敗)によるレギュラーシーズン初対決は、注目されて当然と言えば当然だろう。この両チームによる今季初対決の注目度の高さは、平均チケット価格にも表れていた。
『TicketIQ.com』によると、2011年以降のクリスマスゲームの平均チケット価格において、今年のレイカーズ対ウォリアーズ戦が最高額を記録しているという。11年以降のチケット平均価格が最も高い対戦カードTOP5は以下のとおり。
※チーム名は略称、1ドル=112円で換算
■NBA クリスマスゲーム チケット平均価格TOP5(2011年以降)
1.レイカーズ×ウォリアーズ(2018年) 1,292ドル(約14万4,704円)
2.キャバリアーズ×ウォリアーズ(2015年) 1,011ドル(約11万3,232円)
3.キャバリアーズ×ウォリアーズ(2017年) 818ドル(約9万1,616円)
4.レイカーズ×クリッパーズ(2015年) 787ドル(約8万8,144円)
5.レイカーズ×ヒート(2013年) 536ドル(約6万32円)
1位から3位はウォリアーズとレブロンが絡んだ対戦カード。5位も当時ヒートに所属していたレブロンと、コービー・ブライアント(元レイカーズ)率いるレイカーズのカードだった。なお、4位の“LA対決”は、コービーの現役ラストシーズンだったことがチケット高騰の要因と言っていい。
ちなみに、今年のクリスマスゲームの全5カードにおけるここまでの平均チケット価格は下記のとおり。
※チーム名は略称、1ドル=112円で換算
■NBA クリスマスゲーム チケット平均価格(2018年)
1.レイカーズ×ウォリアーズ 1,292ドル(約14万4,704円)
2.シクサーズ×セルティックス 459ドル(約5万1,408円)
3.バックス×ニックス 441ドル(約4万9,392円)
4.サンダー×ロケッツ 257ドル(約2万8,784円)
5.ブレイザーズ×ジャズ 124ドル(約1万3,888円)
1位と2位だけでも3倍近くの差があることも驚きだが、1位と5位の平均チケット価格は10倍以上もの開きがあることがわかった。それだけ、レブロン率いるレイカーズと王者ウォリアーズとのゲームは高い注目を集めているということなのだろう。
もちろん、この価格だけでゲーム内容を判断してはならない。ジミー・バトラーを加えたシクサーズが、セルティックス相手に開幕戦のリベンジを果たせるのか。若手中心のニックスが、ホームでアデトクンボ擁するバックスに番狂わせできるのか。2年連続同カードとなったサンダー対ロケッツでは、前者がラッセル・ウェストブルック(17年)、後者にはジェームズ・ハーデン(18年)というMVPが所属しており、新旧MVP対決にも注目したい。そしてブレイザーズとジャズによるノースウエスト・ディビジョン同士による対決も、見逃してはならない。