2018.12.21

レイカーズのベテラン司令塔ラジョン・ロンドが現役引退後に狙うポジションとは?

右手の骨折で1か月以上欠場していたが、近日復帰予定のロンド[写真]=Getty Images
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セルティックスを離れてからコーチになるべく準備をしていると明かしたロンド

 リーグ有数のポイントガード、ラジョン・ロンド(ロサンゼルス・レイカーズ)は、今季でキャリア13シーズン目を迎えたベテランだ。

 今夏レイカーズと1年契約を結び、ここまで11試合(うち先発は2試合)に出場。平均25.3分8.5得点4.5リバウンド6.5アシスト1.2スティールを記録している。

ベテランならではの巧みなスキルを存分に発揮して活躍するロンド[写真]=Getty Images

 11月15日(現地時間14日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦を最後に、右手の骨折により戦線離脱しているものの、Gリーグの練習参加を経て、間もなく戦列復帰することになるという。

 現役の司令塔の中でも指折りの知識と経験を誇るロンドは、レイカーズの若手から質問攻めにあうなどベテランとして数字には表れない部分でも貢献していると言っていいだろう。

 そんな中、『ESPN』などでレイカーズの番記者を務めるマイク・トゥルーデル記者が、現役引退後にコーチングするかどうかロンドに尋ねると、こんな答えが返ってきた。

 「僕はGM(ジェネラルマネジャー)になることに興味がある。バスケットボール運営部門代表もね。あるいはコーチかもしれない」。

 ロンドについては、昨季所属していたニューオーリンズ・ペリカンズでチームメートだったニコラ・ミロティッチが「今までで最高のチームメート」と公言し、デマーカス・カズンズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は「これまで一緒にプレーしてきた中でも最もスマートな選手の1人」と絶賛。ロンドはバスケットボールIQの高さにも定評がある。

試合状況を的確に把握し、的を射た言葉でチームメートに影響を与えるロンド(左)[写真]=Getty Images

 事実、ロンドがコーチになることに興味があるのは間違いない。シカゴ・ブルズ在籍時の2017年1月に『Chicago Tribune』へ掲載された記事の中で、ロンドはこう語っていた。

 「僕は絶対にコーチになりたい。実はボストン(・セルティックス)を離れてから、コーチになるための準備をしている。これまでに教わったコーチから学んでいるんだ。どのようにして振る舞っているのか、どうやってタイムアウトをコールしているか、タイムアウト中にどうやってプレーを描いているのか。あとは練習の進め方やスピーチなどについてもね。それについていこうとしているんだ。あとはどのようにして選手たちが異なるコーチへ引き寄せられていくのかを見ているよ」。

 もちろん、32歳のロンドはまだまだ現役としてプレーできるレベルにあるため、すぐさまコーチへ転身することはさすがにないだろう。ただ、セルティックスからダラス・マーベリックスへとトレードされた2014年12月から、ロンドはセカンドキャリアに向けて着実に準備していることは確かなようだ。

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