リーグ上位チームとの連戦に備え、選手層を厚くしたロケッツ
12月24日(現地時間23日)、リーグの情報筋が『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたところによると、オースティン・リバースがヒューストン・ロケッツと今季終了までの契約に合意したという。
リバースは今季、ワシントン・ウィザーズで29試合(うち先発は2試合)に出場し、平均23.6分7.2得点2.4リバウンド2.0アシストをマーク。18日(同17日)にトレードでフェニックス・サンズへ移籍するも、プレーオフ出場を狙えるチームとの契約を希望し、解雇されていた。
ロケッツは先発ポイントガードのクリス・ポールが左ハムストリングの負傷により、2、3週間の戦線離脱となっていた。リバースにはジェームズ・ハーデンとエリック・ゴードンのバックアップ役を務めることが予想される。
ロースターにはマイケル・カーター・ウィリアムズとブランドン・ナイトというガードがいるものの、前者はローテーションから外れており、後者は昨夏の左膝前十字じん帯断裂から復帰し、ここまで6試合に出場も、平均8.5分1.3得点。フィールドゴール成功率15.0パーセント、3ポイント成功率13.3パーセントと不発だった。
なお、ロサンゼルス・クリッパーズにて、リバースはポールと約3シーズンを共にプレー。当時は決して良好な関係ではなかったものの、今回のリバース獲得について、ポールは好意的に受け取っているとリーグの情報筋は同メディアへ伝えたという。
23日(同22日)終了時点で、ロケッツは17勝15敗でウエスタン・カンファレンス7位。今後はオクラホマシティ・サンダーとのクリスマスゲームを皮切りに、ボストン・セルティックス、ニューオーリンズ・ペリカンズ、メンフィス・グリズリーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、デンバー・ナゲッツ、ミルウォーキー・バックスと戦うことになる。ペリカンズとグリズリーズを除く6チームは、現在プレーオフ出場圏内の好位置におり、ハードなスケジュールと言っていいだろう。
リバースにはリーグの上位チーム相手に、新天地で活躍が期待されている。まずはチームになじみ、ベンチから得点力と勢いをロケッツに持ち込んでほしいところだ。