2018.12.28

第4Q中盤の15点差を挽回したキングスがボグダノビッチの劇的3Pでレイカーズを下す!

決勝弾を含むチームトップの23得点をマークした⑧ボグダノビッチ[写真]=Getty Images
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残り約6分の猛攻で最後にレイカーズを捕らえ、奈落の底へと突き落とす

 12月28日(現地時間27日)、サクラメント・キングスとロサンゼルス・レイカーズの試合がキングスのホーム、ゴールデン1・センターで行われた。

 レイカーズはレブロン・ジェームズが左股関節の負傷、ラジョン・ロンドが右手薬指のねんざで欠場する中、95-84と11点をリードして最終クォーターを迎える。

 第4クォーターに入っても、レイカーズはランス・スティーブンソンやジョシュ・ハートらがショットを決めてキングスを突き離しにかかる。そして残り6分44秒にタイソン・チャンドラーのアリウープダンクが決まり、レイカーズは104-89と15点のリードを奪う。

 しかし、そこからホームのキングスにスイッチが入った。ウィリー・コーリー・スタインディアロン・フォックスのショットにイマン・シャンパートの3ポイントも決まって7連続得点。さらにボグダン・ボグダノビッチのショットが連続して決まり、キングスが射程圏内へ。

 残り41.2秒。ジャスティン・ジャクソンのフリースロー3本で同点に追いつかれたレイカーズは、カイル・クーズマのステップバック3で115-112と3点のリードを奪い、決着をつけにかかるも、残り39.7秒にフォックスのフリースロー2本でキングスが1点差に追い上げる。

 レイカーズは残り4.6秒にフォックスからファウルを受けたブランドン・イングラムがフリースロー2本を得たが、2本目を痛恨のミス。キングスに逆転勝利のチャンスを与えてしまう。

 そしてキングスはタイムアウト明けのポゼッションで、ボグダノビッチがチャンドラーとの1対1からステップバック3を残り0.8秒にねじ込み、117-116で劇的勝利を飾った。

ボグダノビッチの右腕から放たれた3ポイントは、綺麗な弧を描いてリングをくぐり抜けた[写真]=Getty Images

思わぬ勝利を手にしたキングスとチャンスを活かせなかったイングラム

 今季19勝目を挙げたキングスでは、ボグダノビッチがチームトップの23得点、コーリー・スタインが19得点8リバウンド5アシスト、ネマニャ・ビエリツァが18得点6リバウンド、6本の3ポイントを決めたシャンパートが18得点に6リバウンド4スティール、フォックスが15得点9リバウンド12アシスト、ジャクソンが10得点6リバウンドを記録。

 終盤の逆転劇で貴重な1勝を手にしたキングスのデイビッド・イェーガーHCは試合について、「我々は物事を楽しむようにしている。ルーズボールを奪い、トランジションへと切り替えることができたんだ。そのお陰でとんでもない形で勝利することができた」と『AP』へ語った。

 一方のレイカーズでは、クーズマがゲームハイの33得点に9リバウンド4アシスト、イングラムが22得点2ブロック、ロンゾ・ボールが20得点9リバウンド12アシストを挙げたほか、3選手が2ケタ得点を残したものの、悔しい1敗に。

 ルーク・ウォルトンHCはこのゲームについて「このチームはレブロン不在の中、初めての接戦を経験した。もし彼がプレーしていたら、たぶん少しは違う結末になったはずだ。我々は(今夏に)ベストなクローザーを手に入れたのだから、ゲーム終盤は彼に頼ってしまうのは仕方のないこと。今夜の我々は、勝利には十分ではなかったということ」とコメント。

 試合前、レブロンとロンド不在で臨むキングス戦のシュートアラウンド後に、イングラムは「自分のゲームを向上させるチャンスだ」と『ESPN』に語っていたのだが、終盤にフリースローをミスしてしまい、この試合ではそのチャンスを活かしきることができなかった。

レブロン、ロンド不在というチャンスをモノにできなかったイングラム[写真]=Getty Images

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