レギュラーシーズンで最も多くの黒星を喫してきた不名誉な記録を持つ選手は誰だ?

今季からサンズでプレーするクロフォードが歴代1位に[写真]=Getty Images

 70年以上の歴史を誇るNBA。これまで最も多く、レギュラーシーズンの試合に出場してきたのはロバート・パリッシュ(元ボストン・セルティックスほか)で、1,611試合となっている。

 現役では共にキャリア21シーズン目のダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス/1,480試合)とビンス・カーター(アトランタ・ホークス/1,439試合)が歴代トップ10にランクイン。

カーターは今季、通算2万5,000得点の大台を突破[写真]=Getty Images

 今回は、1月2日(現地時間1日)に現地メディア『HoopsHype』へ掲載されていた、レギュラーシーズンで最も多くの黒星を喫してきた選手を5人紹介していきたい。
※データは2018年終了時点、チーム名は略称。勝率は%(パーセント)表示

■レギュラーシーズンで最も多くの黒星を喫した選手上位5選手
1.ジャマール・クロフォード(サンズ):692敗、勝率46.5%
2.ビンス・カーター(ホークス):687敗、勝率52.2%
3.ジョニー・ニューマン(元ニックスほか):664敗、勝率42.7%
-.ケビン・ウィリス(元ホークスほか):664敗、勝率53.4%
5.エルビン・ヘイズ(元ブレッツほか):649敗、勝率50.2%

16シーズン以上をプレーした選手がズラリ、殿堂入りした名選手もランクイン

 クロフォードは今季で19シーズン目、カーターは現役としては最長の21シーズン目をプレーする現役選手。前者は昨季までの18シーズンのうち、8度しかプレーオフに出場できておらず、ブルズやニックスなど低迷期のチームでプレーしていた時期が長かった。後者は通算勝率5割超えのため、長くプレーしてきたことがこの敗戦数につながったと言っていいだろう。

 3位に入ったニューマンは、201センチのスイングマン。ホーネッツ在籍時の1990-91シーズンには、キャリアハイの平均16.9得点をマーク。キャリア16シーズンで7チームを渡り歩いたジャーニーマンだ。4位のウィリスは213センチで筋骨隆々の肉体を誇ったビッグマン。キャリア21シーズンで8チームに所属し、44歳まで現役を続けたウィリスは、ホークス在籍時の91-92シーズンに平均18.3得点15.5リバウンドを残し、自身唯一のオールスターとオールNBAサードチームに選出。キャリア晩年の03年には、スパーズで優勝を勝ち取っている。

 5位のヘイズは206センチ106キロのビッグマン。キャリア16シーズンで平均21.0得点12.5リバウンド2.0ブロックを残し、バスケットボール殿堂入りしている名選手の1人。12度のオールスター選出をはじめ、オールNBAチーム選出6度、オールディフェンシブチーム選出2度を誇る攻防兼備の選手として活躍し、78年にはブレッツ(現ウィザーズ)の主軸の1人としてフランチャイズ唯一の優勝をもたらした。

自らの肉体をいじめ抜き、44歳まで現役としてプレーしたウィリス[写真]=Getty Images

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