2019.01.09

古巣トロントに凱旋したビンス・カーター「ここに来ることをいつも楽しみにしていた」

今季最初で最後となるトロントへ凱旋したカーター[写真]=Getty Images
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イースト首位のラプターズ相手に終盤まで奮闘したホークス

 1月9日(現地時間8日)、アトランタ・ホークスはトロント・ラプターズのホーム、スコシアバンク・アリーナに乗り込み、ラプターズと一戦を交えた。

 ラプターズは8日(現地時間7日)終了時点でイースタン・カンファレンストップの30勝12敗を誇っていたものの、この試合ではイースト12位(12勝27敗)のホークスが大健闘。

 ホークスはケント・ベイズモアやトーリアン・プリンスといった主力が欠場する中、残り2分15秒でドウェイン・デッドモンのフリースロー2本が決まり、101-98とラプターズから3点のリードを奪ってみせた。

3点ビハインドで迎えた終盤、3連続アシストでラプターズに逆転勝利を持ち込んだラウリー[写真]=Getty Images

 ところが、ラプターズは残り1分57秒にカイル・ラウリーのアシストでOG・アヌノビーがレイアップ、残り17.1秒にはラウリーからサージ・イバカへとつながって決勝弾となるダンク、残り0.7秒にはまたもラウリーからアヌノビーがダメ押しとなるダンクをたたき込み、最終スコア104-101でゲームはラプターズに軍配。

 ラプターズはカワイ・レナードがゲームハイとなる31得点6スティールをマーク。さらにラウリーが16得点6アシスト4スティール、アヌノビーが14得点、パスカル・シアカムが13得点10リバウンド、イバカが13得点6リバウンド2スティール2ブロックを記録。対するホークスは、ジョン・コリンズが21得点14リバウンド、ジェレミー・リンが20得点9アシスト、トレイ・ヤングが19得点、デッドモンが12得点9リバウンド、ディアンドレ・ベンブリーが11得点6リバウンド5アシスト5スティールの奮闘を見せた。

ラプターズの元エースをスタンディングオベーションで迎えたトロントのファン

 キャリア21シーズン目のビンス・カーターは、ベンチスタートで6得点1リバウンド1スティールをマーク。今季限りで現役引退の可能性が濃厚なカーターにとって、キャリア最初の約6シーズン所属したトロントの地で今季プレーするのはこの日が最初で最後。

 第1クォーター残り5分13秒にカーターがコートに登場すると、1万9,800人で満員御礼となったアリーナの観客たちがスタンディングオベーション。チームとの関係が悪化し、トレードでラプターズを離れた元フランチャイズプレーヤーへ、盛大な拍手が送られた。

 「毎年どんな時でも、僕はこのアリーナへ足を踏み入れることをいつも楽しみにしていたんだ」とカーターは『AP』へコメントしている。

 今月末に42歳を迎える現役最年長のカーターは、ホークスでローテーション入りしている。戦力ダウンの中で奮闘したことは称賛すべきだが、ホークスはこの試合で26ターンオーバーを犯しており「20本未満に抑えていれば、結果は変わっていただろう」と悔やんだ。

 それでも「僕は個人的に、精神的な勝利というのは好きじゃないんだ。でも多くの選手が欠場する中、チームメートたちはステップアップしてハードにプレーしたと思う」と若手を称賛。

 勝利には惜しくも届かなかったが、カーターは若いチームメートたちと共に勝利を目指してプレーしている。21年目という長いキャリアと身体中からほとばしるバスケットボールへの愛情が、トロントのファンをスタンディングオベーションさせたのだろう。

 ラウリーが「ホークスには脱帽したよ。彼らは見事なまでにハードなプレーをしていた」と口にしたように、ホークスはイーストトップのラプターズをあと一歩の土俵際まで追いつめた。

 この試合は黒星という結果になってしまったものの、今後のホークスに十分期待が持てる戦いぶりだった。

キャリア初期に在籍したトロントへ凱旋し、スタンディングオベーションで迎えられたカーター[写真]=Getty Images