マクミランHCはオラディポが来季開幕に間に合うかも不透明だと言及
1月25日(現地時間24日)、インディアナ・ペイサーズはビクター・オラディポが右膝の四頭筋腱断裂のため、今シーズンを終えることになるだろうと発表した。
オラディポは24日(同23日)に行われたトロント・ラプターズ戦の第2クォーター中盤、相手チームのファストブレイクを防ごうとパスカル・シアカムへ近づいた際に同箇所を負傷し、コートを去っていた。翌25日(同24日)にMRI検査を受け、手術することが必要と診断されたという。
24日(同23日)終了時点で、イースタン・カンファレンス3位の32勝15敗を記録するペイサーズにとって、オラディポはチームトップの平均18.8得点1.7スティールに加えて5.6リバウンド5.2アシストを残すエースプレーヤーだったが、オールスターブレイクを前に戦線離脱となってしまった。
ペイサーズのネイト・マクミランHCは「不運なケガとしか言いようがない。彼はスペシャルな選手であり、すばらしい人間でもある。(オラディポ離脱は)チームにとって今後タフになるだろうが、我々は前に進み続けていかなくてはならない」とコメント。マクミランHCは現時点で、オラディポが来季開幕に間に合うかどうかもわからないと見ているようだ。
オラディポの負傷後に接触したシアカムは、「あのシーンで何が起こったのか、僕は見ていなかった。そこでリプレーを見ていたら、彼が倒れ込んでる間、足が動かなくなっているようだった。その時に僕とぶつかったんだ。本当に不運な状況だったと思う。本当に恐ろしいし、つらいね」という言葉を試合後に残していた。
ペイサーズは今後、タイリーク・エバンスをスターターに据えて、新人アーロン・ホリデーのプレータイムを増やすことになるとマクミランHCが示唆。また、Gリーグでプレーしているエドモンド・サムナーをコールアップし、ローテーションに入れることになるという。
さらに、「我々はトレードについて話をしていくことになるだろう」とマクミランHCが明かしたように、2月8日(同7日)のトレードデッドラインまでに、戦力補強に動くかもしれない。
オラディポのバックコートの相棒ダレン・コリソンが「僕らのシーズンはまだ終わっちゃいない」と語ったように、ペイサーズのシーズンはこれからも続く。エースが離脱したとはいえ、選手層に厚みを持つこのチームならば、プレーオフ出場、そして昨季達成できなかった1回戦突破を果たすことも可能だろう。
そしてオラディポには、万全のコンディションまで回復させて、再びエネルギッシュなプレーを見せてほしいものである。