2019.03.13

ベンチからの得点で歴代1位に到達したルー・ウィリアムズがベンチ出場の転機を語る

クリッパーズのトップスコアラーとして君臨するウィリアムズ[写真]=Getty Images
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デル・カリーの記録を抜き去り、NBA史上最多となる1万1,154得点をマーク

 3月12日(現地時間11日)に行われたボストン・セルティックス戦。ロサンゼルス・クリッパーズは140-115と快勝し、3月の戦績を5戦無敗とした。

 クリッパーズのシックスマンであり、トップスコアラー(平均20.4得点)を務めるルー・ウィリアムズは、ベンチからゲームハイとなる34得点に4リバウンド5アシストをマークし、勝利に大きく貢献。

 ウィリアムズはセルティックス戦を終えて、ベンチ出場した試合における通算得点で1万1,154得点に到達。これにより、デル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)が保持していた1万1,147得点を塗り替え、NBA歴代トップに浮上した。

セルティックスのディフェンスをかいくぐって得点を重ねたウィリアムズ[写真]=Getty Images

 試合後、『AP』へ「どんな時でも、オールタイムの記録に自分の名前があるのは特別なこと」と語ったウィリアムズ。この日はフィールドゴール20投中14本(うち3ポイントは6投中2本)、フリースロー4本すべてを成功し、見事なパフォーマンスを披露。

「シックスマンになって、ベンチプレーヤーとしてプレーしてきた僕にとって、このような特別な機会を得るなんて、本当に特別なこと。僕はこれからもアグレッシブにプレーし続けるよ。ここ2、3試合はショットが本当によく入ってるんだ」とウィリアムズは喜んだ。

 直近3試合において、ウィリアムズは21得点、40得点、34得点を記録しており、フィールドゴール成功率はいずれも50パーセント以上と絶好調。13日(同12日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦ではフィールドゴール16投中成功5本の計18得点に終わり、チームも敗れてしまったものの、今季は出場した全試合でベンチスタートを記録しているため、ウィリアムズは今季、通算3度目の最優秀シックスマン賞に輝く可能性が高い。

アイバーソンの存在がなければウィリアムズのキャリアはすでに終わっていた?

 キャリア14年目のウィリアムズは、キャリア通算924試合に出場してきたが、スターターは109試合のみ。これまでのキャリアでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、アトランタ・ホークス、トロント・ラプターズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツでプレーしてきた。

 シクサーズの一員としてキャリア初期にアレン・アイバーソン(元シクサーズほか)というバスケットボール殿堂入り選手とプレーしたウィリアムズは、シックスマンとしての役割を受け入れた要因に、アイバーソンの復帰を挙げていたので紹介したい。

 13日(同12日)に『The Undefeated』へ掲載された記事の中で、ウィリアムズは当時についてこう振り返っている。

「(2009年に)彼がシクサーズに戻ってきてから、スターターの座を手に入れた。そこで僕は、ロールプレーヤーとしての役割に徹することにしたんだ。彼は殿堂入りする選手だし、MVPにも輝いたこともある名選手。彼がベンチ出場という役割を受け入れるとは思わなかったからね」。

ルーキーシーズンからアイバーソン(左)という偉大なスーパースターとプレーしてきたウィリアムズ(右)[写真]=Getty Images

 09年12月にシクサーズへ復帰したアイバーソンは、一時はキャリア5年目のウィリアムズと共にバックコートのスターターとして出場したものの、10年1月下旬からウィリアムズはベンチスタートへと役割変更。

 その後も主にシックスマンとして活躍してきたウィリアムズは、クリッパーズに加入した昨季、ドック・リバースHCの下でキャリアハイとなる平均22.6得点5.3アシストを記録して自身2度目の最優秀シックスマン賞に輝いた。

「正直な話、もし僕がリザーブとしての役割を受け入れていなかったら、たぶん僕のキャリアは終わっていただろうね」と明かしたウィリアムズ。インスタントスコアラーとしてクリッパーズに不可欠な選手として活躍を続ける最強のシックスマンは、一昨季のロケッツ以来となる自身8度目のプレーオフ出場へ向けて、今後も得点を稼いで勝利を持ち込んでいくことだろう。

ウィリアムズは今後もクリッパーズの得点源として、ショットを決め続けていく[写真]=Getty Images