2019.03.14

ピストンズを後半わずか25得点に抑え込んだヒートが快勝、イースト8位を堅持

ピストンズに圧勝したヒート(左からウィンズロウ、アデバヨ)[写真]=Getty Images
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ヒートが第3Q開始から21連続得点で快勝、ピストンズは2戦連続80得点未満に

 3月14日(現地時間13日)、イースタン・カンファレンス7位のデトロイト・ピストンズ(34勝32敗)と8位のマイアミ・ヒート(31勝35敗)による直接対決がヒートのホーム、アメリカン・エアラインズ・アリーナで行われた。

 54-49とヒートが5点をリードして迎えた後半。ヒートはケリー・オリニクの3ポイントプレーを皮切りに、バム・アデバヨやディオン・ウェイターズ、ジョシュ・リチャードソンが加点し、第3クォーター残り5分59秒にジャスティス・ウィンズロウの3ポイントが決まって21連続得点。

 結局、このクォーターでヒートは33-8の大差をつけてピストンズを突き離す。第4クォーターも21-17とヒートがリードを広げて最終スコア108-74で快勝。ヒートはピストンズとのゲーム差を2.0に縮めてイースト8位の座を堅持した。

 ピストンズはこの試合、後半で25得点しか奪うことができず、1954-55シーズンのショットクロック導入後、フランチャイズ史上最少スコアに並ぶ屈辱を味わうことに。

 大勝したヒートでは、ウィンズロウの16得点を筆頭に、計7選手が2ケタ得点をマーク。11得点を挙げたドウェイン・ウェイドは試合後、「今夜は僕らにとって、プロフェッショナルな勝利を挙げただけ。相手チームに対して簡単にショットを許さずにプレーしたんだ。今後もこの調子でプレーして、相手チームにプレッシャーをかけ続けていきたいね」と『AP』へコメント。

この日の試合を淡々と振り返ったウェイド。ヒートはプレーオフ進出へ向けて猛プッシュを見せている[写真]=Getty Images

 ピストンズは12日(同11日)のブルックリン・ネッツ戦にも75-103で大敗していたため、2試合連続で80得点未満に抑え込まれたこととなる。

 ドウェイン・ケイシーHCは「現時点で、我々は2試合連続してプレーオフモードで戦うことができずにいる。戦術なんてあったもんじゃない。我々ができることは、(この状況を)打破してハードにプレーすること、そしてこの時期の重要性を理解しなければならない」という言葉を残した。

 また、ヒート戦で13得点を挙げたブレイク・グリフィンは「僕らのメンタル面の問題。僕自身も含めて、チーム全員でゲーム序盤からより良い考え方を持ち込んでいかなきゃいけない」と反省。

 2016年以来初のプレーオフ進出を目指すピストンズとしては、なんとか現状打破して再び勝利をつかみ取りたいところだ。

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