2019.03.20

2004年以降初の快挙! ジェームズ・ハーデンが今季全チーム相手に30得点以上を奪取

歴史的なパフォーマンスを続けるハーデンが、また1つ新たな記録を樹立した[写真]=Getty Images
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3P試投数でも史上最多に到達、前人未到の1シーズン1,000本も射程圏内

 2年連続の得点王が確実視されているジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が、また新たな記録を樹立した。

 3月20日(現地時間19日)に行われたアトランタ・ホークス戦で、ハーデンはゲームハイとなる31得点に8リバウンド10アシストをマークし、121-105でロケッツを勝利に導いた。

 これにより、2004-05シーズンにリーグが30チームになってから、ハーデンは1シーズンで29チーム相手に30得点以上を挙げた史上初の選手に。

 ちなみに、この記録に最も近づいたのはコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)。キャリアハイの平均35.4得点を記録した05-06シーズンに、コービーは28チームから30得点以上を奪っていた。また、これまで自チームを除くすべての対戦チームを相手に1シーズンで30得点以上を挙げたのは、1986-87シーズンのマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)。このシーズンにキャリアハイの平均37.1得点を記録したジョーダンは、22チーム相手に同様の記録を残していた。ハーデンはジョーダンの記録を上回る快挙を達成したと言っていいはずだ。

 なお、ハーデンはこの試合で11本の3ポイントを放ったことで、1シーズンにおける3ポイント試投数でも歴代トップに浮上。15-16シーズンにステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が残した886本を塗り替え、890本という最多記録に到達した。ロケッツは残り11試合あるため、レギュラーシーズン終了時には1,000本前後まで伸びていることだろう。

 ロケッツはハーデンのほか、クリント・カペラが26得点11リバウンド、クリス・ポールが13得点11アシスト3スティール、エリック・ゴードンが12得点を記録。ベンチからはダヌエル・ハウスJrが6本の3ポイント成功を含む19得点の大活躍。

 この勝利でロケッツは直近13試合で12勝目。アウェーでもここ13試合で10勝と絶好調で、ウエスタン・カンファレンス3位の座を堅持している。

2009年のドラフト同期、カリー(右)が保持していた記録をハーデン(左)が塗り替えた[写真]=Getty Images

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