2019.03.23

MJやレブロンと共にG.O.A.T.論で名前が挙がるコービー「僕は本当に気にしちゃいない」

NBA引退後はビジネスマンとしてのキャリアを歩んでいるコービー[写真]=Getty Images
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「確実に勝てることじゃないと身を乗り出すタイプではない」とコービー

 ファンやメディアの間で、シーズン中だけでなくオフシーズン中も話題に上がるテーマがある。それが“G.O.A.T.論”だ。このG.O.A.T.とは“Greatest Of All Time”の略称で、“史上最強”を意味する。

 現在、最も頻繁にこの議論の中で挙げられるのはMJことマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)なのだが、レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアント(元レイカーズ)の名を挙げるファンやメディアも決して少なくない。

 コービーは20年というNBAキャリアの中で、5度の優勝、2度のファイナルMVP、1度のシーズンMVP、4度のオールスターMVPと共にオールスターには18度、オールNBAチームに15度、オールディフェンシブチームに12度選出という、輝かしいキャリアを誇る。

 また、現時点ではレブロンとジョーダンの上を行く通算3万3,643得点で歴代3位という記録を保持しており、キャリアの中で数多くのクラッチショットやハイライトシーンを残してきた。

 そんな中、3月23日(現地時間22日)に公開された『ESPN』の“Get Up”にて、コービーがこの“G.O.A.T.論”について「僕は本当に気にしていない」と言及していたので紹介したい。

「信じてくれるかどうかは難しいと思うけど、僕は本当に気にしちゃいないんだ。(現役を終えて)前に進んだのさ。20年間、僕はできる限りベストを尽くしてきたんだ。(20年間も)プレーできた僕は幸運だったと思う。僕はやり遂げたんだ。今は新たなことに向けて動き出しているから、(キャリア20年間ではなく)今後の20年間にフォーカスしている」。

ブルズ時代のジョーダン(右)ともマッチアップしてきたコービー(左)[写真]=Getty Images

 もっとも、「こういった話は面白いこと。この話に入ってくる人たちにとっては、本当に楽しいことだと思う」と語ったように、コービー自身も“G.O.A.T.論”について否定しているわけではない。ただ、「個人的に、この話題は重要ではないんだ」とコービーは言う。

 ではコービーが強い関心を示さない理由は何なのか。大の負けず嫌いとして知られる男は、「その理由を説明するうえで最も的確なのは、自分が確実に勝てることができないことに対して、身を乗り出すタイプの人間ではないということ」と切り出していた。

 ジョーダン、レブロンという超ビッグネームたちと共に、コービーも歴代有数のスーパースターなのは間違いない。ただ、この2人との比較となると、コービーは確実にトップへと入り込むことはできないと感じているようだ。

 それでも、“G.O.A.T.論”を語り合ううえで、コービーの名を除外することはできない。コービーという男が20年のNBAキャリアで強烈なインパクトを残してきたことを否定する者はいないはずだ。トップに躍り出ることはなくとも、5本の指には入るのではないだろうか。

コービー(左)とレブロン(右)は、プレーオフで競い合うことはなかったものの、レギュラーシーズンやオールスターでマッチアップしてきた[写真]=Getty Images