2019.03.28

股関節負傷から復帰後、レブロンがコート上で残した“絶大な存在感”

プレーオフ進出こそ逃したものの、レブロンの実力は健在[写真]=Getty Images
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得失点差でレブロン出場時は+7点、ベンチにいる時間帯では-158点を記録

 キャリア16シーズン目の今季、ロサンゼルス・レイカーズでプレーするレブロン・ジェームズは、言わずと知れた世界最強プレーヤー。

 34歳を迎えた現在もリーグ随一の実力を誇り、あらゆるスポーツにおけるアスリートの中でも、抜群の知名度を誇っている。

 今季は2006年から13年連続で出場してきたプレーオフに進むことはできなかったものの、コート上における存在感はやはり別格だった。

 昨年12月26日(同25日)に左股関節を負傷したレブロンが2月1日(同1月31日)に戦列復帰後、『NBC Sports』によるとレイカーズはレブロンがコート上にいた時間帯で得失点差+7点を記録していた。その一方で、レブロンがベンチに下がっていた時間帯で-158点とその差は歴然。

股関節の負傷から復帰し、コート上で見事なパフォーマンスを発揮していたレブロン(中央)[写真]=Getty Images

 3月27日(現地時間26日)終了時点で、レブロンは54試合に出場して平均35.3分27.4得点8.6リバウンド8.2アシスト1.3スティールを記録。3ポイントの成功率こそ33.4パーセントながら、成功数は平均2.0本とキャリア最多を記録している。

 そして戦列復帰後のレブロンは、平均27.5得点9.0リバウンド10.1アシストを記録していた。今季は残念ながらレブロン不在のプレーオフとなるものの、この男がコート上にもたらすものが計り知れないほど大きいということは、レイカーズの得失点差を見れば揺るがない事実であるということが分かるはず。

 ちなみに、『Basketball Reference』によると、レブロンは3シーズン連続で平均25得点8リバウンド8アシスト以上を記録することが濃厚だという。これにより、レブロンはオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/5回)に次ぐ歴代2位へと浮上する。

 3シーズン連続で平均トリプルダブルを達成することがほぼ確実なラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー/2回)を超えて現役単独トップとなるのだから、レブロンが依然として唯一無二の影響力を誇り、史上最高級のオールラウンダーであると言っていいだろう。

 はたして、今夏レイカーズがどのような補強を行い、来季以降のリベンジに備えるのか。オフシーズンで最も注目すべきことかもしれない。

現地24日のキングス戦で、今季8度目のトリプルダブルをマークしてレイカーズを勝利へと導いたレブロン[写真]=Getty Images

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