2019.03.30

ウェイドとのラストゲームを終えたノビツキー「まだ数年はプレーできるように見える」

今年のオールスターで特別枠として出場したノビツキー(左)とウェイド(右)[写真]=Getty Images
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ゲームを締めくくったウェイドがノビツキーとの直接対決戦績で勝ち越す

 3月29日(現地時間28日)、マイアミ・ヒートのホーム、アメリカン・エアラインズ・アリーナで、ヒート対ダラス・マーベリックスの一戦が行われた。

 この試合はゴラン・ドラギッチ(ヒート)とルカ・ドンチッチ(マブス)というスロベニア代表同士のマッチアップが注目されたが、今季限りでNBAから引退することを表明しているドウェイン・ウェイド(ヒート)、今季終了後の去就が注目されるダーク・ノビツキー(マブス)というレジェンドによるラストゲームでもあった。

 今季を含めた16シーズンにおいて、両者はレギュラーシーズンとプレーオフで計34回対戦してきた。ウェイドはガード、ノビツキーはフォワード兼センターということもあり、直接マッチアップすることはなかったものの、それぞれのチームをけん引するスーパースターとしてNBAファイナルでも2度激突。

 『ESPN Stats & Info』によると、これまでの戦績は両者譲らず17勝17敗。レギュラーシーズン(11勝11敗)、ファイナル(6勝6敗)も五分五分で、ウェイドは2006年、ノビツキーは11年にファイナルを制し、それぞれファイナルMVPに輝いていた。

2006年のファイナルは、シリーズ途中からウェイド(中央)の独壇場と化し、ノビツキー(右)を圧倒[写真]=Getty Images

 そんな中で迎えたラストゲームはドラギッチのトリプルダブル(23得点12リバウンド11アシスト)の活躍もあり、ヒートが105-99で勝利。ベンチスタートのウェイドは11得点2リバウンド2アシスト4スティール、先発出場したノビツキーは3本の3ポイント成功を含む13得点に3リバウンド1アシストをマーク。

 得点面ではノビツキーに軍配が上がったものの、ゲームを締めくくったのはウェイドだった。ヒート2点リードで迎えた第4クォーター残り20.0秒、ドンチッチのファウルで得たフリースロー2本をウェイドが着実に決める。

 そして次のポゼッションでウェイドが値千金のスティールを奪い、緩急をつけたドライブから残り7.0秒に鮮やかなレイアップを放り込み、ヒートの勝利を決定づけた。

ゲームを楽しんだウェイド、マイアミの思い出について明かしたノビツキー

 ノビツキーとの通算戦績を18勝17敗とし、勝ち越しに成功したウェイドは「今夜はこれまでで一番ダークをガードしたよ。楽しかったね」と『AP』へコメント。この勝利でヒートはイースタン・カンファレンス8位に浮上し、プレーオフ出場圏内に返り咲いた。

ヒートのシックスマンを務めるウェイドはゲームメイカーとしても活躍している[写真]=Getty Images

 一方のノビツキーはウェイドについて「彼はまだ2、3年はプレーできるように見えるね。今でもゲームを支配することができるし、ボールをキープしながらいい判断ができている。それにアスレティック能力も十分だから。僕からすれば、彼のコンディションはすばらしいと思う」と言及。

 ノビツキーにとって、マイアミでプレーしたのは27試合目で、通算13勝14敗となった。最も印象的な勝利は、やはり11年ファイナルでマブスがフランチャイズ史上初優勝を決めた第6戦だろう。

 だがそれと同時に、06年のファイナルでは2連勝から4連敗を喫して優勝を逃した苦い思い出もある。ノビツキーは06年のファイナルについて「これまでのキャリアで最悪な失敗」と振り返ったほど、悔しい思いもしてきた。

 そのため、マイアミのホームでプレーすることについて「ちょっといろんな感情が入り混じってる」と口にしていた。それでも、11年の優勝はやはり格別だったようで「勝利したいい思い出さ」と、自身のマイアミにおける思い出を語っていた。

2011年のファイナルではアンストッパブルなフェイドアウェイジャンパーを武器にノビツキーがヒートを撃沈させた[写真]=Getty Images