2019.05.09

ウォリアーズが3勝目を挙げシリーズ突破へ王手、デュラント離脱の中でロケッツに競り勝つ

デュラント離脱の中、終盤までチームをけん引したカリー[写真]=Getty Images
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突き放したいウォリアーズ、食らいつくロケッツ

 5月9日(現地時間8日)、ヒューストン・ロケッツ(2勝2敗)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(2勝2敗)によるプレーオフ第5戦が、ウォリアーズのホームであるオラクル・アリーナにて行われた。

 この日、ロケッツがこの試合から連勝をすれば、同会場にて行われる最後の試合になる可能性があるとし、チケットの値段が高騰するなかで多くのファンが詰めかけた。

 試合は第1クォーター序盤から、ジェームズ・ハーデンがいつものようにステップバックから3ポイントシュートを決める。だがアリーナの歓声を力に変えたウォリアーズは、アンドレ・イグダーラのダンクやケビン・デュラントのフェイダウェイなどで勢いに乗り、同クォーター終了時点でで17-31と差をつけた。

 第2クォーターも主導権を渡さなかったウォリアーズは、クレイ・トンプソンも3ポイントを沈めるなどして援護。対してロケッツはバーデンやPJ・タッカーの3ポイントなどで一時3点差まで詰め寄るが、そこから得点を決められない時間帯が続き、43-57とウォリアーズの14点のリードでハーフタイムへ。

大差から同点まで追いつく上で、攻撃的に攻めたハーデン(左)[写真]=Getty Images

 迎えた後半は、ロケッツが反撃をしかける。第3クォーター開始直後、タッカーの3ポイントを皮切りにエリック・ゴードンがこの日初めての3ポイントをマーク。ディフェンスではウォリアーズのターンオーバーを誘発し、トランジションから得点を挙げるなど、ロケッツが本来のリズムを取り戻した。

 65-68の3点差に迫られた同クォーター終盤、ウォリアーズにアクシデントが発生。デュラントがジャンパーを放ち着地した際に右ふくらはぎを痛めて、ロッカールームへと下がった。ロケッツはオフェンスを継続し、残り14秒にはハーデンのフリースローで同点に追いつき、スコアを72-72として最終クォーターへと突入した。

 第4クォーターは、一進一退の攻防が繰り広げられる。ステフィン・カリーが3ポイントをスプラッシュさせれば、ロケッツはゴードンが同じく長距離砲をヒットさせて応戦。しかし、ゲーム終盤にウォリアーズのドレイモンド・グリーンとトンプソンが3ポイントを決め、同クォーター残り2分33秒に89-97とした。その後はグリーンがファウルアウトとなるも、カリーが落ち着いてゲームコントロール。勝負所でも彼がフリースローを確実に沈め、さらにトンプソンが試合終了間際にシュートを決めたことで、最終スコア99-104で競り勝った。

デュラントの怪我が心配されるが、チームの結束力を高めるとコメントしたカリー[写真]=Getty Images

デュラントの離脱で結束力を高めるウォリアーズ

 シリーズを3勝2敗としたウォリアーズは、トンプソンが27得点3スティール、カリーが25得点6リバウンド5アシスト、デュラントが22得点5リバウンド4アシスト、イグダーラが11得点4リバウンド5アシスト、グリーンが8得点12リバウンド11アシストをマーク。デュラントが離脱したあとにチームをけん引したカリーは、ゲーム終了後のインタビューにて以下のようにコメントした。

「お互いに知り尽くしているシリーズで、走る展開の多い試合。デュラントのケガがどうなっているかわからないが、我々はより団結したし、このまま流れを持っていきたい。デュラントが今まで我々をリードしてくれた分、今度は我々がステップアップをして彼をリードする。なかなかシュートが入らないことはフラストレーションだよ。だけどクレイの活躍やグリーンの3ポイントもあったし、最後は調子のいいシュートを放てた」

 ウォリアーズのスティーブ・カーヘッドコーチは、デュラント離脱後のカリーの活躍について、「彼の活躍は4、5年前のことを呼び起こすよ、デュラントがまだ加入する前のね。今や彼は重圧をその肩に乗せてはいない。このプレッシャーを自ら手にすることができる」と称えた。

カリーへ全幅の信頼を寄せるウォリアーズのカーHC[写真]=Getty Images

 一方、敗れたロケッツ(2勝3敗)は、ハーデンの31得点4リバウンド8アシスト4スティールを筆頭に、ゴードンが19得点、タッカーが13得点10リバウンド、クリス・ポールが11得点6リバウンド6アシスト2スティール、イマン・シャンパートが11得点を記録。あとがなくなった局面で、次戦はチームの団結と真価が問われる戦いとなるだろう。

 ウォリアーズにとってはデュラントのケガが心配されるが、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏の速報によれば、現時点ではアキレス腱によるものではなく、明日にMRIの診断を行うという。

 両チームによる第6戦は11日(同10日)、ロケッツのホームであるトヨタ・センターにて行われる。