2019.05.27

自身2度目のファイナルに到達したサージ・イバカ「タフネスが僕らを駆り立てた」

エネルギッシュなプレーでラプターズを盛り立てるイバカ[写真]=Getty Images
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2連敗から4連勝、2012年のウエスト決勝でも同じ経験をしてきたイバカ

 5月26日(現地時間25日)。トロント・ラプターズは、ミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第6戦を100-94で制したことで、チーム創設24シーズン目にして初のNBAファイナル進出を果たした。

 この試合の前半、ラプターズは15点ビハインドを背負ったものの、後半で見事逆転し、ホームのスコシアバンク・アリーナでシリーズ突破を決めた。

 ラプターズにはファイナル出場経験がある選手を4人擁している。2013、14年にサンアントニオ・スパーズの主力として出場し、14年には優勝を勝ち取ったカワイ・レナードとダニー・グリーン、17、18年にゴールデンステイト・ウォリアーズの一員としてコートに立ったパトリック・マコー、そして12年にオクラホマシティ・サンダーの主力としてウエスタン・カンファレンスを勝ち上がったサージ・イバカである。

 昨夏のトレードでラプターズ入りしたレナードとグリーンと共に、イバカはラプターズのファイナル進出に大きく貢献。今季途中加入したベテランセンター、マルク・ガソルと共にイースト準決勝ではジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に対してスペイン語を交えて封殺。

 バックスとのイースト決勝でもベンチスタートで平均21.2分に出場し、8.2得点7.0リバウンド1.0アシストをマーク。シリーズ第4戦では17得点13リバウンドの大暴れを見せた。

 12年以来、7年ぶりにファイナル進出を決めたイバカは、地元メディア『TSN Sports』のラプターズ番記者ジョシュ・ローエンバーグに対して「ファイナルについて話すことができるなんて信じられないね。あれから7年、今はすごくいい感じだ」と口にすると、ラプターズがイーストを駆け上がった要因をこう語っていた。

「僕らはチームとしてどれだけタフなのかを、このシリーズで見せつけることができた。今シーズンの僕らは、どんな劣勢であろうと決してあきらめないチームの1つだったんだ。(バックスとのシリーズでは)2連敗から4連勝したんだから、本当にタフなことさ。それに(バックスは)リーグでもベストチームの1つ。すっごくタフだったよ。(シリーズ突破の要因は)僕らのメンタルタフネスだったと思う」。

バックスとのシリーズでは、アデトクンボ(中央)へのディフェンスで自らの仕事を遂行したイバカ(右)[写真]=Getty Images

 サンダー不動の先発パワーフォワードとして活躍していたイバカは、奇しくも12年のウエスト決勝で同じような勝ち上がりを経験している。スパーズとのシリーズで2連敗からスタートしたものの、そこからケビン・デュラント(現ウォリアーズ)の大爆発もあり、サンダーは4連勝で一気に決着をつけた。

 イバカはスパーズとのシリーズで平均30.6分12.0得点5.7リバウンド2.7ブロックをマーク。当時のサンダーにはデュラントのほか、ラッセル・ウェストブルックジェームズ・ハーデン(現ヒューストン・ロケッツ)がいたのだが、イバカはチームに不可欠な選手として活躍。

 7年前のファイナルで、イバカは平均26.3分7.0得点5.2リバウンド2.0ブロックを挙げるも、チームは初戦こそマイアミ・ヒートに勝利したものの、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やドウェイン・ウェイド(元ヒートほか)の逆襲に遭い、第2戦から4連敗で悔しい経験をしてきた。

 今年のファイナルでは、当時のチームメートであるデュラントが右ふくらはぎの肉離れからシリーズ途中に復帰することが予想されている。イバカはデュラントともコート上で激しいバトルを繰り広げるに違いない。

12年のファイナルでチームメートとして戦ったイバカ(左)とデュラント(右)[写真]=Getty Images