BリーグやW杯出場、アメリカでプレーする選手たちの活躍についても言及
5月31日に渋谷ストリームホールで行われたバスケットボールファンイベント「NBA FINALS 2019 PUBLIC VIEWING PARTY presented by Rakuten TV」に、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青がゲストとして登場した。
ゴールデンステイト・ウォリアーズとトロント・ラプターズによる「NBAファイナル2019」第1戦のパブリックビューイングに比江島慎(栃木ブレックス)と共に現れた篠山は、会場でオープニングトークを楽しみ、特別ゲストとして来日したケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)と共にメディアセッションへ参加。
3シーズン目を終えたBリーグや、今年8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)の出場を決めた今シーズンについて、「バスケットボール界全体が非常に盛り上がりを見せた、そういうシーズンだったんじゃないかなと思います。(男子日本)代表がW杯へ出場することになりましたし、Bリーグも毎年お客さんの数をどんどん伸ばすことができています」と篠山。
男子日本代表のキャプテンとして、篠山はディフェンスやハッスルプレーなど、随所に光るプレーを見せていた。Bリーグについても、コートでプレーしている選手の側から見ても、盛り上がっていることを実感しているという。
また、メンフィス・グリズリーズと2way契約を結んでいる渡邊雄太やゴンザガ大学で活躍を見せた八村塁など、アメリカで活躍する選手たちについても「アメリカでも活躍している選手が日本人の中で数多く出ているので、本当にこれからの1、2年でもっともっと日本のバスケットボールが人気になっていく。そういう期待感が非常に持てた、その始まりになったような1年だったと思っています」と振り返っていた。
W杯の予選で共に戦った八村が、6月21日(現地時間20日)に行われる「NBAドラフト2019」で1巡目指名されることが確実視されている現状についても「小さい頃からバスケットボールを始めて、テレビでNBAも見て育っています。その中で、日本人がドラフト1巡目指名間違いなしと言われる時代が来るとは、と本当に驚いていますし、すごくうれしいです。W杯の予選でチームメートとして一緒に戦いましたけども、コートの中では本当に頼りになる、まだまだ若いですけど支配力を持った選手だと思います。また、コートを離れれば非常に明るい性格で、そこがまたチームへいい影響をもたらしてくれたと思います。彼のこれからの活躍というのは、いちファンとして楽しみにしています」と口にした。
今年のNBAファイナル初戦はラプターズが118-109でウォリアーズを下したのだが、パブリックビューイングで前半を終えた時点の感想を求められると、篠山は「トロントは非常に自信を持ってプレーしているな、と感じました。シリーズをとおしてきっ抗したものになるんじゃないかなと思いました」とコメント。
10月には「NBAジャパンゲームズ2019」として、ラプターズとヒューストン・ロケッツがさいたまスーパーアリーナで2試合行うことが発表されている。プレシーズンゲームとはいえ、2003年以来、16年ぶりとなるジャパンゲームズ開催は、日本におけるバスケットボール人気をさらに高めることになりそうだ。
文=秋山裕之