再びの戦線離脱、しかし受け継がれるデュラントの意思
6月11日(現地時間10日)に行われたトロント・ラプターズとのNBAファイナル第5戦にて、第2クォーターに右脚を負傷したゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラント。
ウォリアーズのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)は試合後の会見にて、デュラントのケガはアキレス腱であると発表。12日(同11日)にMRI検査を受ける予定だという。
マイヤーズGMは涙を堪えながら、「チームのメディカルスタッフ、ドクターらとの判断の結果、今夜彼はコートへ戻れることになった。私は他の誰かが非難されるべきではないと思っている。だがその余地があるのだとすれば、この私に全責任がある」と言葉をつづった。
また、デュラントがコートを下がる際、一時はスコシアバンクアリーナ全体に歓声が上がっていたのに対して、それをなだめるようなジェスチャーを会場に送ったラプターズのカイル・ラウリー。デュラントの故障について「このリーグにおいて、我々は皆兄弟なんだ。そしてその日の終わりにおいても我々は兄弟だ。だからあんな出来事を目にするのは、実に辛いことだよ」とコメントを残した。
コートで起きた出来事は、あまりにショッキングだったかもしれない。だが、ウォリアーズのメンバーはより結束を固め、後がない中で大接戦を制した。
ホームのオラクル・アリーナに戻る第6戦。口惜しさにじむ思いでコートを去ったデュラントの意思を受け継いだ彼らが、どのようなバスケットを見せてくれるのか注目だ。