2019.06.12

アメリカ代表候補に入った最年長ミルサップについて、ディレクターがその理由を明かす

キャリア13年目を終えた34歳のミルサップ[写真]=Getty Images
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ハーデンやADといったスターが並ぶ中、最年長でミルサップとタッカーが選出

 6月11日(現地時間10日)、アメリカ代表のロースター候補20名が発表された。8月末から中国で開催される「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)に向け、同代表は8月6日から9日(同5日から8日)にかけてラスベガスでトレーニングキャンプを行うこととなる。

 W杯と来年の「東京オリンピック2020」に向けて始動したアメリカ代表を指揮するのは、グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズ)。その周囲を固めるアシスタントコーチ(AC)には、スティーブ・カー(ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)、ロイド・ピアース(アトランタ・ホークスHC)、ジェイ・ライト(ビラノバ大学HC)が名を連ねる。

レギュラーシーズンとプレーオフの通算勝利数で歴代トップのポポヴィッチHC(左)と、歴代最高勝率を誇るカーHC(右)によるタッグも要注目[写真]=Getty Images

 今回発表されたロースター候補には、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)やADことアンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)やケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)といったオールスター選手たちや、所属チームでスターターを務める選手たちがズラリと並ぶ。

 そんな中、34歳のポール・ミルサップ(デンバー・ナゲッツ)とPJ・タッカー(ロケッツ)が最年長としてキャンプに参加することになった。両者ともパワーフォワードとしてプレーするベテランであり、スモールラインナップではセンターにスライドする可能性もあるだろう。

ミルサップが持つ経験とサイズ、強さを評価したジェリー・コランジェロ

 ここでは、「USAバスケットボール」でマネージングディレクターを務めるジェリー・コランジェロが、現地メディア『BNS Denver』のハリソン・ウィンドへミルサップを選出した理由について語っていたので紹介したい。

「第一に、彼はすばらしい競争者だということ。(W杯には)きわめて強いチームがいくつかあり、我々は大会の中でマッチアップしなければならない。我々にはどのようにプレーすべきかを把握していて、サイズと強さを持ち、競争した経験を持つベテランを必要としている。彼はこの大会でチームにフィットするだろうし、この(代表候補の)リストに入るに値する」。

 キャリア13シーズン目となった今季、ミルサップはナゲッツで70試合(うち先発は65試合)に出場し、平均27.1分12.6得点7.2リバウンド2.0アシスト1.2スティール0.8ブロックを記録。フィールドゴール試投数(平均9.5本)はここ9シーズンで最も低かったものの、攻防両面で若手ぞろいのロースターをサポートし、13年以来初のプレーオフ進出を後押しした。

 203センチ111キロという屈強な肉体を誇るミルサップは、リング下から3ポイントまで幅広いシュートレンジを持ち、ファストブレイクで先陣を切ってフィニッシュまで持ち込むことも可能。タフなディフェンスにも定評があり、安定感のあるプレーは国際大会を戦い抜くうえで心強い。

 優勝候補最右翼のアメリカ代表において、ミルサップは貴重な存在となるに違いない。

ミルサップを高く評価しているコランジェロ(左)[写真]=Getty Images